次の文を読み 48〜50 の問いに答えよ。
人口1万5千人の A 町。台風の影響で大雨によって大規模な水害が発生した。町内の浸水面積は約3割であった。被害状況は床上浸水約 1,500 世帯、被災住民数は約3,500 人で、家屋の倒壊が約 200 世帯であった。役場の階にある保健センターも浸水し、町内5か所に避難所と救護所とが設置された。
問題48
災害発生後 24 時間以内の保健活動として優先度が高いのはどれか。
1.心のケアセンターの開設
2.保健センターの台帳類の避難
3.被災地区住民の健康相談の実施
4.災害時要援護者のリストの作成
5.救護所設置について住民への周知
解説
正答 5
問題49
2日目には水は引き始め、4日目にはほとんどの地域で自宅の片付けが開始された。片付け作業を手伝っているボランティアから「被災者は皆イライラしていて、少しでも水に浸かったものはすべて捨ててくれと言う人がいるが、どうすればよいか」という相談を受けた。
ボランティアへの助言で適切なのはどれか。
1.「言われる前に捨てましょう」
2.「捨てずに残しておきましょう」
3.「被災者の言うとおりにしてください」
4.「気持ちが落ち着いてから捨てるかどうか決めるように言いましょう」
解説
正答 4
問題50
ボランティアの支援を受けて家屋内外の片付けも進み、災害から1か月後、避難所に避難していた多くの住民は自宅に戻った。
自宅に戻った被災者への保健活動で適切なのはどれか。
1.地域での巡回健康相談を行う。
2.不要な外出を控えるよう説明する。
3.感染症予防のための家屋消毒剤を配布する。
4.新たなコミュニティづくりに向けて支援する。
解説
正答 1
