次の文を読み 44、45 の問いに答えよ。
人口5万人の市。市の人口は平成 20 年度以降は変化はない。市は A、B 及び C の3つの地区からなり、肺がん対策として検診の受診率の向上に取り組んでいる。市の肺がん検診は、平成 26 年度までは A 地区の保健センターで行う集団検診のみであったが、平成 27 年度からは B 地区にある病院でも検診を行っている。各地区の肺がん検診の受診者数および対象者数を表に示す。
表 市内各地区の肺がん検診の受診者数および対象者数(人)

問題44
市内の肺がん検診の状況について正しいのはどれか。
1.検診実施施設が増えた後、市全体の検診受診率は増加した。
2.検診を実施している病院がある地区の対象者数に変化はない。
3.平成 27 年度の市全体の人口に占める検診対象者の割合は 50 % 以上である。
4.市全体の検診受診率は平成 24 年(2012 年)のがん対策推進基本計画の目標値を上回っている。
解説
設問の状況設定が不十分で正解が得られないため。
正答 採点対象から除外する。
問題45
C 地区の地域診断を行ったところ、胃がん検診と大腸がん検診は肺がん検診より受診率が高く他の地区とも差がないことや、他の地区より喫煙率が高いことが分かった。また、過去 10 年間の肺がんによる死亡者 18 人のうち、肺がん検診の受診歴のない者が6人であった。
C 地区の肺がん検診の受診率向上を目指して取り組む事業として優先度が高いのはどれか。
1.胃がん検診と同日での肺がん検診の実施
2.がんの緩和ケアに関する講演会の開催
3.がん登録事業の協力病院の拡大
4.肺がん検診の追加開催
5.禁煙教室の実施
解説
正答 1
