第103回(2017年)

第103回(2017年)午後 48-49

次の文を読み 48、49 の問いに答えよ。

A ちゃん(生後5か月、女児)。父親(37 歳)、母親(35 歳)は病院の近くの市に2人で暮らしており、A ちゃんの祖父母は遠方に住んでいる。A ちゃんは GCU に入院中である。

現病歴 : 在胎 32 週で羊水過多、胎児発育不全、心臓奇形および小脳低形成のため羊水の染色体検査を受け、18 トリソミーと診断された。在胎週数 37 週0日、体重 1,780 g で出生し、NICU に入院した。食道閉鎖のため出生当日に胃瘻造設術を、気管軟化症のため生後3か月に気管切開術を受けた。気管切開下で 24 時間人工呼吸器管理、30 分に1回程度の気管内吸引を実施している。

家族歴 : 特記すべきことはない。

身体所見 : 体重 2,900 g。体温 37.0 ℃、脈拍 130/分、経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)94〜96 %。定頸していない。

ぱっと読める目次
  1. 問題48
  2. 解説
  3. 問題49
  4. 解説

問題48

両親ともに A ちゃんの退院を心待ちにしている。2か月以内の自宅への退院を目指すため、病院から保健所に退院調整カンファレンスへの参加依頼があり、地区担当保健師は事前に自宅を訪問することとした。

このときの訪問で保健師が両親から収集する情報で適切なのはどれか。

1.今後の治療方針

2.療育手帳の申請の有無

3.今後の予防接種の計画

4.自宅の療養環境の準備

解説

正答 4

問題49

家庭訪問から1週後、両親、主治医、病棟看護師、理学療法士、退院調整看護師、社会福祉士、訪問看護師および地区担当保健師が出席して、初回の退院調整カンファレンスが行われた。両親は退院後の生活に不安はあるものの、A ちゃんの面倒は自分達がみるべきであると考え、できるだけ他者の手を借りずに育てたいと思っているということであった。今後の方針として、小児科の一般病棟に転棟し、在宅療養に向けた医療的ケアの手技や育児の練習を行い、その後に自宅への外泊訓練を実施することが決まった。次回のカンファレンスは、院内で在宅療養に向けたシミュレーションを行った後、医療的ケアの手技などの習得状況の評価と外泊訓練に向けた準備について話し合う予定である。

次回のカンファレンスに参加を依頼する機関として優先度が高いのはどれか。

1.医療型児童発達支援センター

2.訪問診療を実施している診療所

3.医療型短期入所を実施している療育施設

4.訪問リハビリテーションを実施している事業所

解説

正答 2

ABOUT ME
ピエうさ
ピエうさ
指定都市の保健センター保健師 →保健センター保健師(パート) →産業保健師のような事務職 公務員試験対策で保健師国家試験過去問をやたら解きながら保健師について考える3児の母