第104回(2018年)

第104回(2018年)午前 44-46

次の文を読み 44〜46 の問いに答えよ。

A さん(65 歳、女性)。夫、長女および長女の子どもとの4人暮らし。長女の夫は単身赴任中である。A さんは2か月前から軽い咳があったが、1週前から咳が激しくなり、倦怠感が出現したため自宅近くのかかりつけ医を受診した。胸部エックス線写真で異常陰影が認められ、病院を紹介された。喀痰塗抹検査陽性および結核菌PCR 陽性のため肺結核と診断され、入院した。診断した医師から保健所に発生届が提出された。既往歴に特記すべきことはない。

問題44

A さんの治療や検査について正しいのはどれか。

1.抗結核薬3剤で治療する。

2.薬剤感受性検査を実施する。

3.喀痰培養検査は不要である。

4.インターフェロン γ 遊離試験(IGRA)を実施する。

解説

正答 2

 

問題45

保健師が病院を訪問し、A さんに確認した接触者の情報を表に示す。

A さんとの関係 年齢 職業等 健康状態 接触頻度
65歳 無職 ・脂質異常症の治療中

・BCG 接種あり

同居
長女 35歳 教員 ・健康

・BCG 接種あり

同居
長女の夫 39歳 会社員 ・健康

・BCG 接種不明

月2回
長女の子ども 3歳 園児 ・健康

・BCG 接種あり

同居
友人 67歳 無職 ・糖尿病の治療中だが

血糖コントロールは良好

・結核の既往歴あり

週1回

 

接触者健康診断におけるハイリスク接触者はどれか。

1.夫

2.長 女

3.長女の夫

4.長女の子ども

5.友 人

解説

正答 4

 

問題46

入院から4週後、A さんは服薬を自己管理できており、薬剤による副作用(有害事象)もみられていない。喀痰塗抹検査が連続して3回陰性となったため退院することとなった。病院を訪問した保健師に A さんから「服薬を続ける以外に、自宅に帰ってから結核をうつさないために私や家族が何かすることはありますか」と相談があった。

退院後の結核の二次感染予防について、A さんに行う説明で適切なのはどれか。

1.A さんと接する者は N 95 マスクをしてもらう。

2.長女の子どもとは服薬終了まで接触しない。

3.長女の夫に BCG の接種を勧める。

4.二次感染の予防対策は必要ない。

5.A さんが触れた物は消毒する。

解説

正答 4

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ピエうさ
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指定都市の保健センター保健師 →保健センター保健師(パート) →産業保健師のような事務職 公務員試験対策で保健師国家試験過去問をやたら解きながら保健師について考える3児の母