次の文を読み 47、48 の問いに答えよ。
A ちゃん(日齢 20、男児)は、両親と3人暮らし。出産の状態および早期新生児期の経過を記した母子健康手帳の一部を以下に示す。保健師は新生児訪問のため、6月30 日に自宅を訪問した。訪問時の A ちゃんは、身長 49.5 cm、体重 3,150 g。授乳後で機嫌よく活発に四肢を動かしていたが、その後は眠ってしまった。栄養は母乳のみで1日の授乳回数は8、9回程度、授乳間隔は約3時間であった。授乳前のオムツ交換のたびに排尿あり。排便は3〜5回/日。黄疸はない。顔面の湿疹および前頭部に脂漏性の湿疹あり。音への反応あり父親の仕事の都合で、A ちゃんの1か月児健康診査は7月 15 日に予約している。

問題47
新生児訪問時の A ちゃんのアセスメントを行うために、追加で確認すべき情報で最も優先度が高いのはどれか。
1.聴覚検査の結果
2.1回の授乳時間
3.股関節の開排の制限の有無
4.入浴時の石けんの使用の有無
解説
正答 2
問題48
保健師は、A ちゃんの新生児訪問時の状況を母子健康手帳に記載し、予防接種を受けるかかりつけの小児科クリニックを決めておくと良いことなどを説明した。保健師が A ちゃんの母親に心配なことはないか聞くと「A と視線が合わないことや、大きな音がしたときに驚いたように両手を広げることがあり、心配だ」と話した。
このときの保健師の対応で適切なのはどれか。
1.1か月児健康診査の受診日を早めるよう勧める。
2.A ちゃんの近くで大きな音を立てて反応を確認する。
3.新生児にみられる正常なことであり心配ないと説明する。
4.予防接種は病気の有無を確認してから受けるよう説明する。
解説
正答 3
