第105回(2019年)

第105回(2019年)午後 36-38

次の文を読み 36〜38 の問いに答えよ。

A さん(56 歳、女性)。隣接する市に所在する警察署から、B 町の保健師に「町に住む無職のAさんが、泥酔して路上で寝ていたところを保護している。先ほど目を覚ましたので事情を聴いたが、本人は「何も覚えていない」と言う。1か月前も同じ状況で保護した。A さんは、1人暮らしで親族と連絡が取れなかったことから、その時は1人で帰している。今回は、保健師の支援をお願いできないか。B 町の保健師に連絡することは本人が同意している」と連絡があった。保健師は、住民基本台帳でAさんが B 町に居住し、他県に姉の C さんがいることを確認した。

問題36

保健師は上司に報告および相談し、警察署でAさんと面接することになった。

この面接の際に把握する情報で、優先度が高いのはどれか。

1.飲酒歴

2.所持金

3.就労の有無

4.今回の飲酒の理由

解説

正答 1

 

問題37

面接時、A さんは保健師に「疲れているので、早く家に帰りたい。話は明日にして欲しい」と言い、保健師とともに家に戻った。その際に、A さんには手指の振戦がみられていた。保健師は翌日に再度家庭訪問することを伝え、C さんの連絡先を教えてもらった。保健師は B 町役場に戻り、A さんが直近の3か月間には医療機関の受診がないことを確認し、A さんに医療機関の受診を勧めることを C さんに連絡して了解を得た。

翌日の保健師の対応で最も適切なのはどれか。

1.複数の保健師による家庭訪問を行う。

2.警察官に家庭訪問時の同席を依頼する。

3.家庭訪問を町役場での面接に変更する。

4.精神保健及び精神障害者福祉に関する法律に基づいて保健所に通報を行う。

解説

正答 1

 

問題38

その後、A さんは精神科医療機関を保健師が同伴して受診した。診察室で精神保健指定医に「誰と来たか」と問われると、A さんは「清掃センターの人」と答え、出身地を尋ねられると、答えに詰まった。「今、困っていることはありますか」の問いに対して「若い女性の声が聞こえてくる」、「夜、眠れない」と答えた。医師からA さんに入院による治療が必要であると説明されると、A さんは理解できていない様子であった。医師から A さんと保健師に「A さん本人の同意による入院はできない」と説明があり、C さんに連絡したところ、入院の手続きを進めて欲しいとの意思表示があった。

A さんの入院に向けた対応で適切なのはどれか。

1.保健師から A さんに入院の必要性を説明する。

2.精神保健指定医が成年後見人の選定を申し立てる。

3.精神科病院の管理者が医療保護入院の手続きを行う。

4.精神科病院の管理者が措置入院に必要な届出を行う。

解説

正答 3

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ピエうさ
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指定都市の保健センター保健師 →保健センター保健師(パート) →産業保健師のような事務職 公務員試験対策で保健師国家試験過去問をやたら解きながら保健師について考える3児の母