次の文を読み 36〜38 の問いに答えよ。
Aさん(85 歳、男性)。肺癌の終末期である。病院から車で1時間かかる自宅への退院を希望しており、病院の地域連携室から保健所保健師に相談が入った。Aさんは軽度の呼吸困難と骨転移による激しい痛みとがあったが、現在は薬物による疼痛コントロールができている。子どもはなく、妻(80 歳)と2人暮らしをしていた。
問題36
保健師は、Aさんと妻が在宅での看取りを希望していることを確認した。
痛コントロールを退院後も継続するために、最初に調整する機関はどれか。
1.保健センター
2.近隣の調剤薬局
3.在宅療養支援診療所
4.訪問看護ステーション
解説
正答.
3
問題37
Aさんと妻は病院の主治医から在宅での療養生活についての説明を受けてから退院し、医師、看護師、薬剤師の在宅ケアチームによるケアが 24 時間体制で開始された。2週後に保健師は妻に電話をして様子を聞いた。妻は「時々、本人は自覚していないけど呼吸が苦しそうで心配です」と話した。
妻への説明で適切なのはどれか。
1.「苦しいときは救急車を呼びましょう」
2.「症状が落ち着くまで様子をみましょう」
3.「入院していた病院に相談してみましょう」
4.「訪問看護師にいつでも連絡してよいですよ」
解説
正答.
4
問題38
Aさんは家族や近所の友人に看取られて亡くなった。保健所ではAさんの事例をもとに、在宅ターミナルケアの体制整備を図るため推進会議を開催することにした。
推進会議の初回の議題で最も優先すべきなのはどれか。
1.在宅ケア支援ボランティアの育成
2.住民対象の終末期に関する意識調査の内容
3.関係機関の在宅ターミナルケアの取り組み状況
4.診療所医師を対象とした緩和ケア研修会の内容
解説
正答.
3
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