R6ダイオキシン類

R6 ダイオキシン類特論 問19

問題

ダイオキシン類の同定及び定量に関する記述中,下線を付した箇所のうち,誤っているものはどれか。

ダイオキシン類の同定と定量は,キャピラリーカラムを用いるガスクロマトグラフ(GC)と 二重収束形質量分析計MSを用いるガスクロマトグラフィー質量分析法によって行う。10000以上の高分解能での測定を維持するため, 検量線作成用標準試料を測定用試料と同時にイオン源に導いてモニターイオンに近い質量のイオンをモニターして質量の微少な変動を補正する ロックマス方式による 選択イオンモニタリングSIMで検出し, 保持時間及びイオン強度比からダイオキシン類であることを確認した後,内標準法によって定量を行う。

解説

⑴ 二重収束形質量分析計(MS

ダイオキシン類の高精度な同定および定量には、高分解能質量分析(HRMS)が必要です。二重収束型MSは正しい機器として挙げられています。
正しい

⑵ 校正用標準試料を測定用試料と同時にイオン源に導く

問題文では「検量線作成用標準試料」と記載されていますが、正しくは「校正用標準試料」を使用して、質量の微少な変動を補正するものです。この点が誤りです。
誤り

⑶ ロックマス方式

ロックマス方式は、質量分析中に微小な質量変動を補正するための方法であり、ダイオキシン類の分析でも使用されます。
正しい

⑷ 選択イオンモニタリング(SIM

SIMモードは、特定のイオンを選択的にモニタリングする手法であり、ダイオキシン類の検出において一般的です。
正しい

⑸ 保持時間およびイオン強度比から同定

ダイオキシン類の同定には、保持時間と質量スペクトルにおけるイオン強度比を用いるのが一般的です。
正しい

 


解答.

2


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