R7 騒音・振動概論 問24
問題
振動数が同じ水平方向,鉛直方向の 2つの正弦振動がある。いずれの振動の加速度実効値も 2 cm/s2である場合に,振動数,水平方向の振動レベル,鉛直方向の振動レベルの組合せとして,正しいものはどれか。ただし,振動レベルは整数表示とする。
解説
この問題は、与えられた振動加速度の実効値から「振動加速度レベル」を算出し、さらに周波数ごとの「感覚補正」を加えて「振動レベル」を求める計算問題です。
1. 振動加速度レベル(La)の算出
まず、基準となる振動加速度レベルを求めます。
- 振動加速度の実効値(a):2 cm/s2 = 0.02 m/s2
- 基準の振動加速度(a0):10-5 m/s2
公式 La = 20 log a / a0 に代入します。
La = 20 log (0.02 / 10-5)
- La = 20 log (2 × 10-2 / 10-5)
- La = 20 log (2 × 103)
- La = 20 × (0.3 + 3) = 20 × 3.3 = 66 dB
この 66 dB が、周波数補正を行う前のベースとなる数値(振動加速度レベル)です。
2. 周波数による感覚補正(振動レベルの決定)
振動レベルは、人体の感覚に合わせて周波数ごとに補正値を加減して求めます。選択肢 (5) の 31.5 Hz における補正値を確認します。
31.5 Hz での補正値:
- 鉛直方向:-12 dB
- 水平方向:-21 dB
これらをベースの 66 dB に適用します。
- 鉛直方向の振動レベル:66 dB – 12 dB} = 54 dB
- 水平方向の振動レベル:66 dB – 21 dB = 45 dB
この結果は、選択肢 (5) の数値(水平:45 dB、鉛直:54 dB)と完全に一致します。
まとめ:計算のポイント
単位変換の徹底:
問題文の「2 cm/s2」をそのまま使うのではなく、必ず「0.02 m/s2」に直してから計算します。
補正値表の活用:
試験では鉛直方向の補正値がよく問われますが、この問題のように水平方向の補正値も必要になる場合があります。
常用対数の近似値:
log 2 = 0.3 を覚えておくことで、複雑な対数計算を素早く処理できます。
解答.
5
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