問題
活性炭吸着塔施設での排ガス処理に関する記述中,(ア)~(ウ)の中に挿入すべき語句の組合せとして,正しいものはどれか。
新しく調製された活性炭の発火点は550~600℃にあるが,排ガス吸着運転を経た活性炭は100℃程度発火点が (ア) することが指摘されている。排ガス流速の (イ) 領域が部分的に生ずると,ホットスポットが生成し,発火に至ることもあるので注意する必要がある。吸着塔入口及び出口でのCO濃度の濃度差が (ウ) 場合,ホットスポットの発生が疑われる。
(ア) – (イ) – (ウ)
⑴ 上昇 – 小さい – 小さい
⑵ 低下 – 小さい – 大きい
⑶ 低下 – 小さい – 小さい
⑷ 上昇 – 大きい – 小さい
⑸ 低下 – 大きい – 大きい
解説
(ア) 発火点の変化
新しく調製された活性炭の発火点は550~600℃。
活性炭は排ガス中の有機物や不純物を吸着することで、表面に化学反応性の高い物質が蓄積されます。これにより、発火点が約100℃程度低下します。
→ (ア) = 低下
(イ) 排ガス流速の影響
排ガス流速が小さい領域では、排ガスが滞留しやすくなり、吸着された有機物が自己発熱しやすい状態になります。この結果、局所的に温度が上昇し、ホットスポット(局所的な高温部)が生成されることがあります。
→ (イ) = 小さい
(ウ) CO濃度差によるホットスポットの検知
吸着塔入口と出口でCO濃度差が大きい場合、吸着塔内で不完全燃焼が起きている可能性があり、これがホットスポット発生の兆候と考えられます。
CO(不完全燃焼の生成物)は発火や局所加熱の兆候を示す重要な指標です。
→ (ウ) = 大きい
解答.
2
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