問題

令和 4 年のダイオキシン類排出インベントリーに関する記述中、()() [ ] の中に挿入すべき数値・語句の組合せとして、正しいものはどれか。

大気と水を合わせた合計排出量は [ () ] g-TEQ であり、このうち、水への排出量は [ () ] g-TEQ である。発生源別で一般廃棄物焼却施設と産業廃棄物焼却施設を比べた場合、大気への排出の寄与は [ () ] 廃棄物焼却施設のほうが大きく、水への排出の寄与は [ () ] 廃棄物焼却施設のほうが大きい。

   | () | () | () | () |

  • (1) | 105 107 | 0.8 | 一般 | 産業 |
  • (2) | 105 107 | 0.8 | 産業 | 一般 |
  • (3) | 159 161 | 0.8 | 産業 | 産業 |
  • (4) | 159 161 | 2.1 | 一般 | 産業 |
  • (5) | 373 401 | 2.1 | 産業 | 一般 |

解説

令和4年(2022年)のダイオキシン類排出インベントリーの結果に基づくと、各空欄に入る数値・語句は以下の通りです。

(ア) 105 107

令和4年の大気と水を合わせた全国のダイオキシン類合計排出量は、105107 g-TEQ/年です。これは平成9年と比較して約99%の削減となっています。

(イ) 0.8

合計排出量のうち、水への排出量は 0.8 g-TEQ/年 です。合計に対する水への排出の寄与率は約0.8%と、大気への排出に比べて非常に小さいのが特徴です。

(ウ) 一般:

大気への排出量を比較すると、一般廃棄物焼却施設(25 g-TEQ)の方が産業廃棄物焼却施設(15 g-TEQ)よりも排出の寄与が大きくなっています。

(エ) 産業:

水への排出量を比較すると、一般廃棄物焼却施設(0.00020 g-TEQ)に対し、産業廃棄物焼却施設(0.18 g-TEQ)の方が排出の寄与が大きくなっています。

令和5年のインベントリーでの変化

項目

令和4 (R4)

令和5 (R5)

判定

() 合計排出量

105 107 g-TEQ

104 106 g-TEQ

数値が変化

() 水への排出量

0.8 g-TEQ

0.8 g-TEQ

変化なし

() 大気寄与

(一般 vs 産業)

一般 (25) > 産業 (15)

一般 (25) > 産業 (15)

変化なし

() 水寄与

(一般 vs 産業)

一般 (0.00020) < 産業 (0.18)

一般 (0.00028) < 産業 (0.27)

変化なし

令和5年のインベントリーでは、合計排出量(ア)の数値が「104 106」に減少するため、厳密には正解の選択肢(数値の組み合わせ)が変わります。

ただし、「水への排出量は0.8g-TEQであること」や、「大気は一般廃棄物焼却施設、水は産業廃棄物焼却施設の寄与が大きい」という傾向(ウ・エ)自体に変化はありません。

公害防止管理者の統計資料に基づく問題は、試験年度の3年前から出題される傾向が続いています。試験対策としては、受験年度の3年前の資料を中心に、年ごとの微減傾向と、各発生源の寄与の順位関係を押さえておくことが重要です。

 


解答.

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