R7 ダイオキシン類特論 問1
問題
固体燃料の燃焼に関する記述中,(ア)~(ウ)の中に挿入すべき語句の組合せとして,正しいものはどれか。
廃棄物焼却を含めた工業炉における固体燃料の燃焼は,ほとんど (ア) とその残渣(ざんさ)の (イ) である。プラスチックや一般廃棄物は,燃料用石炭と比べれば揮発分の非常に (ウ) 燃料であるので,条件によっては非常にすすが生じやすい。
| (ア) | (イ) | (ウ) |
- ⑴ | 蒸発燃焼 | 分解燃焼 | 少ない |
- ⑵ | 分解燃焼 | 表面燃焼 | 多い |
- ⑶ | 表面燃焼 | 蒸発燃焼 | 多い |
- ⑷ | 表面燃焼 | 分解燃焼 | 多い |
- ⑸ | 分解燃焼 | 表面燃焼 | 少ない |
解説
固体燃料の燃焼形態と、廃棄物の燃料特性に関する問題です。各空欄に入る正しい語句は以下の通りです。
(ア)分解燃焼・(イ)表面燃焼
工業炉における固体燃料(特に廃棄物など)の燃焼プロセスは、主に燃料が熱分解して可燃性ガスを放出する分解燃焼と、その後に残った炭化物(チャー)などが赤熱して燃える残渣の表面燃焼の組み合わせで進行します。
・分解燃焼:加熱により分解された物体から可燃性ガスが発生し、それが燃焼する現象です。紙、木、プラスチックなどがこれに該当します。
・表面燃焼:燃料の表面が空気と接して直接燃焼する現象です。木炭、コークス、および燃焼過程で生じる残渣(チャー)などがこれに該当します。
(ウ)多い
プラスチックや一般廃棄物は、燃料用石炭に比べて揮発分(熱分解でガスになりやすい成分)が非常に多い燃料です。揮発分が多い燃料が高温域に供給されると、多量のガスが急速に放出されるため、酸素の供給が追いつかず不完全燃焼を起こし、非常にすすが生じやすくなります。このすすはダイオキシン類生成(デノボ合成)の土台となるため、生成抑制の観点からも重要な特性です。
したがって、(ア) 分解燃焼、(イ) 表面燃焼、(ウ) 多い という組み合わせの (2) が正解となります。
正解.
2
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