R7 ダイオキシン類特論 問19
問題
抽出液量 100 mL のうち 40 mL を分取し,測定用試料の液量 20 μL,GC-MS 注入量 1 μL,試料量 25 L,試料における TeCDDs の検出下限 0.08 pg/L の場合,測定方法の検出下限(pg)はおよそいくらか。
- ⑴ 0.02
- ⑵ 0.04
- ⑶ 0.08
- ⑷ 0.16
- ⑸ 0.25
解説
この問題は、試料の採取量から最終的な機器分析(GC-MS)に至るまでの分取・濃縮工程を考慮して、「測定方法の検出下限」を求める計算問題です。
1.使用する公式
採水量 V、測定方法の検出下限 QDL、試料における検出下限 CDLの間には以下の関係があります。
V = QDL × (y/x) × (VE/V’E) × (1/CDL)
この式を、求めたい数値である QDL(測定方法の検出下限)について変形すると以下のようになります。
QDL = V × CDL × (x/y) × (V’E/VE)
2.各変数の値の確認
問題文より、各数値は以下の通りです。
- V(試料量):25 L
- CDL(試料における検出下限):0.08 pg/L
- x(GC-MS 注入量):1 μL
- y(測定用試料の液量):20 μL
- VE(抽出液量):100 mL
- V’E(分取液量):40 mL
3.計算の実行
数値を公式に代入します。
QDL = 25 L × 0.08 pg/L × (1 μL / 20 μL) × (40 mL / 100 mL)
順を追って計算すると:
試料中の全量(pg)を求める: 25 × 0.08 = 2.0 pg
測定用試料液の濃度比を掛ける: 2.0 × (1 / 20) = 0.1 pg
抽出液の分取比率を掛ける: 0.1 × (40 / 100) = 0.04 pg
したがって、測定方法の検出下限は 0.04 pg となり、選択肢 ⑵ が正解です。
正解.
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