R7 騒音・振動概論 問21
問題
振動の感覚及び評価に関する記述として,誤っているものはどれか。
- (1) 振動に伴って発生する音を耳で聞くことにより,間接的に振動の存在を知ることがある。
- (2) 振動知覚閾値は,一般に振動レベルで 65 dB といわれている。
- (3) 2~ 60 Hz の周波数範囲では,継続時間 2秒以下の衝撃正弦振動は,連続正弦振動に比べて小さく感じる。
- (4) ISO 2631-1:1997 では,補正振動加速度実効値を用いて評価を行う。
- (5) 日本産業衛生学会が公表している全身振動の許容基準は,x,y,z 軸の 3 方向の合成振動値の 8時間等価周波数補正加速度実効値で示されている。
解説
この問題は、振動が人体に与える感覚的な影響と、その評価基準に関する知識を問う内容です。
誤っている記述(選択肢2)
振動知覚閾値(人間が振動を感知できる最小のレベル)は、一般的に 55 dB 程度とされています。
問題文では「65 dB」とされていますが、これは実際の基準値よりも大きいため、誤りとなります。
その他の選択肢(すべて正しい記述)
他の選択肢は、振動の感覚や評価に関する正確な説明です。
(1) 間接的な知覚:
振動そのものを直接肌で感じるだけでなく、窓や戸がガタガタと鳴る音を聞くことで、間接的に振動を認識することがあります。
(3) 衝撃振動の感覚:
2~60 Hzの周波数範囲において、継続時間が2秒以下の短い衝撃的な振動は、同じ強さで長く続く連続振動よりも小さく感じられる性質があります。
(4) ISO 2631-1:1997:
この国際規格では、人体への振動影響を評価する指標として、補正された「振動加速度実効値」を用いることが規定されています。
(5) 日本産業衛生学会の基準:
全身振動の許容基準は、x、y、zの3方向の振動を合成した「8時間等価周波数補正加速度実効値」によって示されています。
まとめ:試験対策のポイント
振動の感覚に関する問題では、「振動を感じる最小レベル(知覚閾値)は約55 dBである」という数値が頻出事項です。
この基準値を正確に覚えておくことで、類似の問題にも対応できるようになります。
解答.
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