R7 ダイオキシン類概論 問6
問題
ダイオキシン類問題の歴史的経緯に関する記述として、誤っているものはどれか。
- (1) 1872 年にドイツの化学者が塩素化ダイオキシンを合成した。
- (2) ベトナム戦争で空中散布された 2,4,5-T や 2,4-D などの除草剤には、不純物としてダイオキシン類が含まれ、出生児の奇形多発の原因とされた。
- (3) 1968 年に発生した米ぬか油の摂取による大規模な食中毒事件の原因は、その後の研究により、PCDDs とコプラナー PCBs であると結論された。
- (4) 1976 年、イタリア・セベソのイメクサ社農薬工場で爆発事故があり、約 120 kg のダイオキシン類が環境に排出されたと推定された。
- (5) 1977 年、オランダの都市ごみ焼却炉のフライアッシュ(飛灰)からダイオキシン類が検出された。
解説
ダイオキシン類問題の歴史的経緯において、選択肢(3)の記述が誤りです。
1968年に発生した「カネミ油症事件」(米ぬか油による食中毒事件)について、その原因は以下の通りです。
油症の原因:
当初は米ぬか油に混入したPCBs(ポリ塩化ビフェニル)が原因と考えられていましたが、その後の研究により、実際に主たる原因物質であったのはPCDFs(ポリ塩化ジベンゾフラン)とコプラナーPCBsであると結論づけられました。
誤りのポイント:
選択肢(3)では原因物質を「PCDDs(ポリ塩化ジベンゾ–パラ–ジオキシン)」としていますが、正しくはPCDFsです。
他の選択肢は、以下のとおり正しい歴史的経緯です。
(1) 1872年の合成:
ドイツの化学者が初めて塩素化ダイオキシンを合成しました,。
(2) ベトナム戦争:
空中散布された枯葉剤(オレンジ剤)に不純物としてダイオキシン類が含まれており、健康被害や奇形多発の原因とされました。
(4) 1976年セベソ事故:
イタリアの農薬工場での爆発事故により、約120kgという大量のダイオキシン類が環境中に排出されました。
(5) 1977年オランダでの検出:
都市ごみ焼却炉の飛灰(フライアッシュ)からダイオキシン類が初めて検出され、焼却炉が排出源であることが明らかになりました。
解答.
3
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