R7 ダイオキシン類特論 問8
問題
製鋼用電気炉の排ガス及び集じんダストに関する記述として,正しいものはどれか。
- ⑴ 電気炉出口排ガスの組成及び温度は,操業中,ほぼ一定に保たれている。
- ⑵ 排ガス処理系統として,直引建屋単独方式と直引建屋合流方式が採用されているが,一般に前者のほうがダイオキシン類濃度が低い傾向にある。
- ⑶ 集じんは,湿式電気集じん装置によるのが一般的である。
- ⑷ 集じんダストの粒径は,0.1 ~ 10 μm 程度のものが多い。
- ⑸ 集じんダスト中の鉄及び亜鉛のほとんどは,塩化物の形態で存在する。
解説
製鋼用電気炉の排ガス特性および集じん技術に関する問題です。選択肢⑷が正しい理由は以下の通りです。
⑷ 正しい:
製鋼用電気炉から発生する集じんダストの粒径は、 0.1 ~ 10 μm 程度となります。この微細な粒径範囲は、後述のバグフィルターによる捕集に適しています。
他の選択肢が誤りである理由は以下の通りです。
⑴ 誤り:
電気炉出口の排ガス組成および温度は、スクラップの投入、溶解、精錬といった操業工程の進行に伴って大きく変動します。炉内温度は低い時で 300 ℃程度、高い時には 1000 ℃を超えることもあります。
⑵ 誤り:
直引建屋単独方式は高温ガスが直接処理されるためダイオキシン類が再生成されやすく、濃度が高くなる傾向があります。一方、直引建屋合流方式は建屋内排ガスと混合して冷却してから処理するため、ダイオキシン類の再生成が抑制され、濃度の低い傾向にあります。
⑶ 誤り:
製鋼用電気炉の排ガス集じん設備としては、一般的にバグフィルターが用いられています。
⑸ 誤り:
集じんダストには鉄や亜鉛が約 3 割前後と高い割合で含まれていますが、これに対し塩素の含有量は多くても 10% 程度です。そのため、鉄や亜鉛の「ほとんど」が塩化物の形態で存在しているとは言えません。
正解.
4
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