問題
ダイオキシン類測定分析方法の内標準法に関する記述として,誤っているものはどれか。
⑴ 13C又は37Clで標識した内標準物質を使用する。
⑵ サンプリングスパイク用内標準物質は,試料採取から抽出前までの操作の結果を確認するために使用される。
⑶ クリーンアップスパイク用内標準物質は,抽出からクリーンアップまでの前処理操作全体の結果を確認し,ダイオキシン類を定量するための基準とするために使用される。
⑷ GC-MSへの試料液の注入を確認するためにシリンジスパイク用内標準物質を添加する。
⑸ 試料中のシリンジスパイク用内標準物質のピーク面積が,標準液におけるシリンジスパイク用内標準物質のピーク面積の60%以上でなければならない。
解説
⑴ 13C又は37Clで標識した内標準物質を使用する:
正しい:
ダイオキシン類の分析では、安定同位体で標識された13Cや37Clの内標準物質が使用されます。これにより、試料中のダイオキシン類と同様の化学挙動を示し、定量精度が向上します。
⑵ サンプリングスパイク用内標準物質は,試料採取から抽出前までの操作の結果を確認するために使用される:
正しい:
サンプリングスパイク用内標準物質は、試料採取から抽出前までの操作の妥当性を確認するために添加され、操作誤差を評価します。
⑶ クリーンアップスパイク用内標準物質は,抽出からクリーンアップまでの前処理操作全体の結果を確認し,ダイオキシン類を定量するための基準とするために使用される:
正しい:
クリーンアップスパイク用内標準物質は、抽出からクリーンアップ工程全体の回収率を確認し、ダイオキシン類の定量精度を保証するために使用されます。
⑷ GC-MSへの試料液の注入を確認するためにシリンジスパイク用内標準物質を添加する:
正しい:
シリンジスパイク用内標準物質は、GC-MSへの注入工程が適切に行われたかを確認するために添加されます。
⑸ 試料中のシリンジスパイク用内標準物質のピーク面積が,標準液におけるシリンジスパイク用内標準物質のピーク面積の60%以上でなければならない:
誤り:
シリンジスパイク用内標準物質のピーク面積は、標準液の70%以上である必要があります。60%では基準を満たしません。
解答.
5
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