問題
酸素濃度12％に換算した排ガス試料の2,3,7,8-TeCDDの濃度（ng/m3 （0℃，
101.32kPa））は，およそいくらか。ただし，計算条件は以下のとおりとする。
抽出液全量中の2,3,7,8-TeCDDの量（ng） ：10
操作ブランク試験での2,3,7,8-TeCDDの量（ng） ： 0
試料ガスの採取量（0℃，101.32kPa）（m3） ： 3.0
排ガス中の酸素濃度（％） ：20.5
⑴ 3.0
⑵ 6.0
⑶ 20
⑷ 30
⑸ 60
解説
良く問われる問題ですが、単位に注目して式を組み立てればすんなり解けます。
まずは、換算前の濃度Cs（ng/m3）を求めます。
Cs=（Qi – Qt）/ V（ng/m3）
- Qi：化合物の量(ng)
- Qt：空試験の量(ng)
- V：採取量(m3)
Cs=(10-0)/3=10/3
続いて、この濃度を次の式で酸素換算します。
C=Cs・（21-On）/（21-Os）
- C：換算後の濃度（ng/m3）
- On：換算する酸素濃度（％）
- Os：排ガス中の酸素濃度（％）（実測酸素濃度が20％以上の場合、Osは20％とする）
- Cs：換算前の濃度（ng/m3）
21は空気中の酸素濃度です。大気特論の燃焼計算でも使う数字です。
C=10/3・(21-12)/(21-20)=10/3・9=30(ng/m3)
解答．
4
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R6 ダイオキシン類特論 問24問題
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