R6騒音・振動

R6 騒音・振動概論 問17

問題

超低周波音・低周波音に関する記述として,誤っているものはどれか。

⑴ およそ100Hz以下の低周波数の可聴音と超低周波音を含む音波を低周波音という(環境庁大気保全局:低周波音の測定方法に関するマニュアル(平成12年)による)。

G特性は,120Hzの超低周波音による人体感覚を評価するための評価加重特性である。

G特性音圧レベルで約100dBを超えると超低周波音を知覚できるとの報告がある。

⑷ 遠距離を伝搬する場合,地表面や気象の影響を受けやすい。

⑸ 真空ポンプによる低周波音の発生は,気体の非定常励振によるものである。

解説

(1) およそ100Hz以下の低周波数の可聴音と超低周波音を含む音波を低周波音という

正しいです。環境庁(現環境省)の「低周波音の測定方法に関するマニュアル」に基づく定義です。

(2) G特性は,120Hzの超低周波音による人体感覚を評価するための評価加重特性である

正しいです。G特性は超低周波音の人体への影響を評価するために用いられる特性です。

(3) G特性音圧レベルで約100dBを超えると超低周波音を知覚できるとの報告がある

正しいです。超低周波音は非常に大きな音圧レベルでなければ知覚されません。

(4) 遠距離を伝搬する場合,地表面や気象の影響を受けやすい

正しいです。低周波音や超低周波音は波長が長く、遠距離伝搬する際に地表面や気象条件による影響を受けやすい特性があります。

(5) 真空ポンプによる低周波音の発生は,気体の非定常励振によるものである

誤りです。真空ポンプによる低周波音の発生は、気流の圧力変動や脈動によるものです。「非定常励振によるもの」という記述は送風機の旋回失速やダクトのサージングに該当しますが、真空ポンプには当てはまりません。

 


解答.

5


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ピエうさ
3児の子育てをしながら国家試験に挑む理系会社員。 これまでの受験したノウハウをこのブログで公開中!

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