R6騒音・振動

R6 騒音・振動特論 問10

問題

騒音計に関する記述として,誤っているものはどれか。

JIS C 15162020では,電磁環境に対する性能を規定している。

⑵ 騒音計のマイクロホンは,圧力形の全指向性マイクロホンである。

⑶ 周波数重み付け演算部は,音の大きさに関する聴覚の補正を与えるA特性を備えている。

⑷ 時間重み付け特性Fの平均化時定数は1秒である。

⑸ 検定の有効期間は5年間である。

解説

(1)JIS C 15162020では,電磁環境に対する性能を規定している

正しいです。
JIS C 1516
2020では、騒音計の性能や測定基準に関する詳細が規定されており、電磁環境への対応についても規定されています。

(2)騒音計のマイクロホンは,圧力形の全指向性マイクロホンである

正しいです。
騒音計に用いられるマイクロホンは通常、音圧を正確に測定できる圧力形であり、全方向からの音を均等に感知できる全指向性です。

(3)周波数重み付け演算部は,音の大きさに関する聴覚の補正を与えるA特性を備えている

正しいです。
A
特性は人間の聴覚感度を模倣し、特に中周波数域の音を重視するように補正する特性です。

(4)時間重み付け特性Fの平均化時定数は1秒である

誤りです。
時間重み付け特性FFast)の時定数は125ミリ秒です。一方、SSlow)の時定数は1秒です。この点が選択肢の誤りとなります。

(5)検定の有効期間は5年間である

正しいです。
騒音計は計量法に基づき検定を受ける必要があり、その有効期間は5年間とされています。

 


解答.

4


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ピエうさ
3児の子育てをしながら国家試験に挑む理系会社員。 これまでの受験したノウハウをこのブログで公開中!

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