問題
時間率騒音レベルに関する記述中,(ア)~(エ)の中に挿入すべき語句の組合せとして,正しいものはどれか。
騒音規制法では,騒音の大きさの決定を「騒音計の指示値が不規則かつ大幅に変動する場合は,測定値の90パーセントレンジの上端の数値とする」と規定している。90パーセントレンジの上端の値は統計的に求められ,時間率騒音レベル (ア) という。この量記号 (ア) は,その騒音レベル以上の騒音が全測定時間の (イ) パーセントを占めることを表している。また,JIS Z 8731:2019では,ある時間範囲Tについて騒音レベルの累積度数分布が (ウ) パーセントに相当するレベルを,Nパーセントに相当する時間率騒音レベル (エ) と規定している。
(ア) – (イ) – (ウ) – (エ)
⑴ LA5 – 5 – N – LAN,F,T
⑵ LA5 – 5 – (100-N) – LAN,F,T
⑶ LA5 – 5 – N – LAeq,T
⑷ LA95 – 95 – (100-N) – LAN,F,T
⑸ LA95 – 95 – N – LAeq,T
解説
(ア)(イ)
90パーセントレンジの上端の数値は、上位5%、下位5%を除き、残った90%の上端値を意味します。
(ウ)(エ)
(ア)(イ)のとおりLA5は上位5%に該当します。
つまりLA5は、測定値を低いレベルから順番に並べると、95パーセントに累積するレベルとなります。
詳しくは、以下の記事で解説しているので、ご覧ください。

変動騒音(時間率騒音レベル)、変動振動の測定方法騒音規制法における騒音の測定方法は、「騒音計の指示値が不規則かつ大幅に変動する場合は,測定値の 90 パーセントレンジの上端の数値を騒音...
解答.
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R6 騒音・振動特論 問15問題
24時間稼働している工場の敷地境界線上において等価騒音レベルを各時間帯で連続的に測定し,下表の結果を得た。この24時間の等価騒音...
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