問題
騒音対策を行ったところ,下表の結果が得られた。対策後に騒音レベルは約何dB減少したか。
⑴ 2
⑵ 5
⑶ 8
⑷ 11
⑸ 14
解説
問われているのは騒音レベルですが、測定は音圧レベルで行われています。
そのため、音圧レベルをA特性補正し、補正値後のレベルを合計します。
補正値と対策前後のレベルは、下表のとおりです。
・対策前の騒音レベル
4963Hz+55125Hz=56dB
56+61250Hz=62dB
62+69500Hz=70dB
70+741000Hz=76dB
76+702000Hz=77dB
以降の周波数は、差が10dB以上になるため、合計に加えません。
・対策後の騒音レベル
4763Hz+53125Hz=54dB
54+56250Hz=58dB
58+63500Hz=64dB
64+661000Hz=68dB
68+602000Hz=69dB
以降の周波数は、差が10dB以上になるため、合計に加えません。
以上から、対策前が77dB、対策後が69dBなので、8dBの減少となります。
オクターブバンド音圧レベルからA特性補正を行い騒音レベルを求める問題はほぼ毎年出題されるので、必ず解けるようにしましょう。
解答.
3
次の問題だよ~♪
R6 騒音・振動特論 問17問題
振動防止対策の考え方として,不適当なものはどれか。
⑴ 機械の保守や改善で加振力を小さくする。
⑵ 工場機械での振動対策とし...
前の問題だよ~♪
R6 騒音・振動特論 問15問題
24時間稼働している工場の敷地境界線上において等価騒音レベルを各時間帯で連続的に測定し,下表の結果を得た。この24時間の等価騒音...
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