R6 騒音・振動特論問22

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問題

防振ゴムに関する記述として，誤っているものはどれか。

⑴ 形状の選択が比較的自由である。

⑵ 高周波振動の絶縁にも有効である。

⑶ 1個の防振ゴムで3方向のばね定数を選択できる。

⑷ 耐熱性，耐寒性，耐候性などに優れ，あらゆる環境で使用することができる。

⑸ 設計に際しては，動的ばね定数を考慮する必要がある。

→ 正しいです。
防振ゴムは加工性が良く、さまざまな形状で製造可能です。使用目的や設置場所に応じて形状を選択できます。

→ 正しいです。
防振ゴムは高周波振動を効果的に吸収する特性があります。

→ 正しいです。
防振ゴムは、設計によって3方向（垂直、横方向、回転方向）のばね定数を調整可能です。

→ 誤りです。
防振ゴムは一般的に耐候性、耐熱性、耐寒性に制約があります。極端な温度環境（高温・低温）や長期的な紫外線曝露下では劣化しやすく、使用環境に応じた材料の選択が必要です。

→ 正しいです。
ゴムのばね定数は静的な値と動的な値が異なるため、振動防止設計では動的ばね定数を考慮する必要があります。

防振ゴムは万能ではなく、使用環境によって耐候性や耐熱性の問題が発生するため、「あらゆる環境で使用できる」とする選択肢 4 が誤りです。

解答．

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