R6騒音・振動

R6 騒音・振動特論 問25

問題

圧電形振動ピックアップに関する記述のうち,不適当なものはどれか。

⑴ 振動体の加速度に反比例する電圧を得るように設計されている。

⑵ 外力によって圧電物質内にひずみが生じると電荷を発生する性質を利用している。

⑶ 振動レベル計の振動ピックアップに用いられている。

⑷ 主な構造として,圧縮形と剪断形がある。

⑸ 平たんな特性で測定される振動数の上限は,振動ピックアップの固有振動数によって制限される。

解説

(1)振動体の加速度に反比例する電圧を得るように設計されている

不適当です。
圧電形振動ピックアップは、振動体の加速度に比例して電圧を生成するように設計されています。この特性により、加速度信号の測定が可能です。「反比例」という記述は誤りです。

(2)外力によって圧電物質内にひずみが生じると電荷を発生する性質を利用している

適当です。
圧電形振動ピックアップの基本原理は、圧電物質が外力によるひずみによって電荷を発生する性質(圧電効果)を利用しています。

(3)振動レベル計の振動ピックアップに用いられている

適当です。
圧電形振動ピックアップは、振動レベル計で広く使用されており、正確な振動の測定が可能です。

(4)主な構造として,圧縮形と剪断形がある

適当です。
圧電形振動ピックアップには、外力を圧縮または剪断として検出する「圧縮形」と「剪断形」の構造があります。

(5)平たんな特性で測定される振動数の上限は,振動ピックアップの固有振動数によって制限される

適当です。
振動ピックアップの特性は固有振動数の影響を受けるため、測定可能な振動数の上限は固有振動数によって制限されます。

圧電形振動ピックアップは振動体の加速度に比例して電圧を生成します。「加速度に反比例」という記述は誤りであり、選択肢 1 が不適当です。

 


解答.

1


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ピエうさ
3児の子育てをしながら国家試験に挑む理系会社員。 これまでの受験したノウハウをこのブログで公開中!

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