R7 ダイオキシン類概論 問12
問題
燃焼過程におけるダイオキシン類の生成要因に関する記述として、誤っているものはどれか。
- (1) 塩素源存在下での空気(酸素)による燃焼が必要である。
- (2) 無機系塩化物・有機塩素系化合物から塩素ラジカルが生成する。
- (3) 塩化ナトリウムの塩素は、塩化銅の塩素よりも離脱しやすい。
- (4) 無機系塩素源でのダイオキシン類生成のしやすさの序列は、NaCl > KCl > CaCl2 である。
- (5) 燃焼温度と排ガスの滞留時間は、ダイオキシン類生成量を大きく左右する。
解説
(3) 誤り:
塩化銅(CuCl2)に含まれる塩素は、塩化ナトリウム(NaCl)の塩素よりも離脱しやすいという性質があります。銅化合物はダイオキシン類生成において極めて高い触媒能を持っており、高温下で塩素原子を離脱させることで生成反応を促進します。したがって、「塩化ナトリウムの塩素の方が離脱しやすい」とする記述は誤りです。
他の選択肢については、以下のとおり正しい記述です。
(1) 正しい:
ダイオキシン類の生成には、炭素源、塩素源が存在する状況下で、空気(酸素)による燃焼が行われることが必要条件です。
(2) 正しい:
燃焼過程では、無機塩化物や有機塩素系化合物から塩素が供給され、反応に関与します。「高温で無機塩化物から塩素原子が離脱する」といったプロセスが生成に寄与することが示唆されています。
(4) 正しい:
無機系塩素源でのダイオキシン類生成のしやすさの序列は、NaCl > KCl > CaCl2となります。ただし、過去問ではあまり問われないと思いますので、余裕がある方は覚えておく程度で良いでしょう。
(5) 正しい:
ダイオキシン類の生成量は、燃焼温度と排ガスの滞留時間によって大きく左右されます。特に200~400℃の温度域での滞留は、デノボ合成による生成を促進する要因となります。
解答.
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