問題

乾式電気集じん装置の特徴に関する記述として,誤っているものはどれか。

  • ⑴ 粒子径 0.5 20 μm の微細なダストを,広い温度圧力条件下で,高効率集じん(90 99.9 %)することができる。
  • ⑵ 低圧損(100 200 Pa)であり,動作時の電流密度が小さい(0.3 mA/m² 程度)。
  • ⑶ 見掛け電気抵抗率が約 5 × 10 Ωm 以上の高抵抗ダストでは,ダスト粒子は集じん電極上で跳躍を起こして捕集されなくなる。
  • ⑷ つち打ちによる再飛散がある。
  • ⑸ 爆発性ガスや可燃性ダストには使用できない。

解説

乾式電気集じん装置の見掛け電気抵抗率とダストの挙動に関する記述が誤りです。

選択肢⑶が誤りである理由:

見掛け電気抵抗率が極めて高い高抵抗ダスト(約 5 × 108 Ωm 以上)で発生するのは、ダスト層内で絶縁破壊が起こり、集じん率が低下する「逆電離」現象です。

設問にある「ダスト粒子が集じん電極上で跳躍を起こして捕集されなくなる」現象は、「跳躍現象(異常再飛散)」と呼ばれ、逆に電気抵抗率が非常に低い低抵抗ダスト(102 Ωm 以下)において発生する特徴です。

したがって、高抵抗ダストの説明として「跳躍を起こす」としている点が誤りとなります。

他の選択肢については以下の通りです。

⑴・⑵ 電気集じんの特徴:

電気集じん装置は、低い圧力損失で微細粒子の高効率浄化が可能であるという特徴を持ちます。

選択肢⑴の具体的な数値「粒子径 0.5 20 μm」「集じん率 90 99.9 %」、選択肢⑵の数値「圧損 100 200 Pa」「電流密度 0.3 mA/m² 程度」については、過去問で問われたことは無いと思います。余裕がある方は、覚えておきましょう。

⑷ つち打ち:

集じん電極に堆積したダスト層を剥離させるために「つち打ち」を行いますが、その際にダストが再びガス中に舞い戻る「再飛散」が生じることが乾式の課題となります。

⑸ 安全上の制限:

乾式電気集じん装置は、その動作原理上、高電圧による火花閃絡(スパーク)の可能性があるため、「爆発性ガスや可燃性ダストには使用できない」と規定されています。

 


正解.

3


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