R7 騒音・振動概論 問22
問題
振動の影響に関する一般的な記述として,誤っているものはどれか。
- (1) 人体に有意な,睡眠妨害以外の生理的影響が生じ始める振動は,振動レベルで 75 dB 程度である。
- (2) 振動暴露による睡眠妨害は,睡眠が浅いほど小さい振動レベルで生じる。
- (3) 振動を普段感じない生活で少しでも感じると,苦情になりやすい。
- (4) 電灯の揺れから視覚的に,建物が振動していることに気付くことがある。
- (5) 家屋の振動増幅特性は,振動方向により異なる。
解説
この問題は、振動が人体や心理、建物に与える一般的な影響について、正しい知識を問うものです。
選択肢(1)の記述が誤っています。
(1) 人体に有意な生理的影響が生じ始めるレベル:
90 dB(誤り:75 dB)
睡眠妨害以外の有意な生理的影響(循環器系や内分泌系への反応など)が人体に現れ始めるのは、一般的に振動レベルで 90 dB 以上とされています。,
問題文では「75 dB 程度」とされていますが、これは実際の基準値よりも低いため誤りです。
正しい記述(選択肢2~5)
他の選択肢は、振動の影響に関する正確な説明です。
(2) 睡眠深度と妨害の関係:
睡眠が浅い(ステージⅠなど)ときほど、より小さな振動レベルで目が覚める(覚醒する)など、睡眠妨害の影響を受けやすくなります。,
(3) 心理的影響と苦情:
振動は多分に主観的な公害であり、普段振動を感じない静かな生活環境において、わずかでも振動(知覚閾値の55 dB程度以上)を感じるようになると、それがストレスとなり苦情に発展しやすくなります。,
(4) 視覚的な知覚:
身体で直接揺れを感じるだけでなく、電灯の紐の揺れや、家具・建具のガタつきを視覚的・聴覚的に認識することで、建物が振動していることに気づくケースは非常に多いです。,
(5) 家屋の増幅特性:
家屋の振動は、地盤から伝わった振動が建物の構造(木造、RC造など)や階数によって増幅されます。この増幅の仕方は、水平方向(X・Y軸)と鉛直方向(Z軸)で特性が異なります。,
まとめ:試験対策のポイント
振動の影響については、以下の数値をセットで覚えておくと得点に直結します。
- 55 dB:振動を感じる最小レベル(知覚閾値)。
- 90 dB:睡眠妨害以外の有意な生理的影響が出始めるレベル。
この2つの数値の区別が、正誤問題で非常によく問われます。
解答.
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