R7 騒音・振動特論 問11
問題
騒音の測定機器に関する記述として、誤っているものはどれか。
- (1) 騒音計は騒音レベルや音圧レベルなどを数値化する測定機器で、計量法では特定計量器として指定されている。
- (2) JIS C 1516”騒音計一取引又は証明用”では、校正方法として音響校正器を用いた校正のみを認めている。
- (3) 騒音計の検定の有効期間は5年である。
- (4) 現在の騒音計は、主にコンデンサマイクロホンを使用している。
- (5) 1/3オクターブバンド分析器のフィルタは、中心周波数が変わっても通過帯域幅が変化しない定帯域幅形である。
解説
この問題は、騒音計の法的・構造的知識および、周波数分析器のフィルタ特性に関する理解を問うものです。
各選択肢の正誤とその根拠は以下の通りです。
1. 騒音計の法的性質 (1)・(3)
記述内容:
騒音計は計量法で特定計量器に指定されており、検定の有効期間は5年である。
解説:
取引や証明に使用される騒音計は、正確さを担保するために計量法に基づいた検定と使用者管理が義務付けられています。
2. 校正方法と構造 (2)・(4)
記述内容:
JIS C 1516では音響校正器(ピストンホンなど)を用いた音圧校正のみを認めており、現在の騒音計は主にコンデンサマイクロホンを使用している。
解説:
現場での正確な校正には音響的な校正が必要です。また、コンデンサマイクは高感度で安定性に優れているため、精密・普通騒音計ともに主流となっています。
3. フィルタ特性 (5) — 誤りの理由
記述内容:
「1/3オクターブバンド分析器のフィルタは、中心周波数が変わっても通過帯域幅が変化しない定帯域幅形である。」
誤りの根拠:
1/3オクターブバンド分析器は定比帯域幅形です。
詳細:
オクターブ分析では、中心周波数が高くなるほど帯域幅(Hz)も広くなります(中心周波数に比例する)。選択肢にある「通過帯域幅が変化しない(定帯域幅形)」という記述は、FFT分析などの一部の特性であり、オクターブ分析には当てはまりません。
まとめ:試験対策のポイント
本問の最重要ポイントは以下の用語の組み合わせです。
オクターブ・1/3オクターブ分析器 = 定比帯域幅形フィルタ
騒音計の検定有効期間 = 5年
「オクターブ分析=周波数に比して幅が変わる(定比)」という関係は非常に頻出ですので、確実におさえておきましょう。
正解.
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