R2 騒音・振動特論 問30
問題
特定施設から発生する振動を対策するために,工場敷地境界における鉛直振動を防振対策の前後で測定し,下表のオクターブバンド分析の結果を得た。対策後の振動レベルは,対策前に比べて約何 dB 小さくなったか。
| オクターブバンド中心周波数(Hz) | 1 | 2 | 4 | 8 | 16 | 31.5 | 63 |
| 対策前のオクターブバンド
振動加速度レベル(dB) |
29 | 47 | 35 | 66 | 65 | 42 | 55 |
| 対策後のオクターブバンド
振動加速度レベル(dB) |
30 | 41 | 27 | 56 | 63 | 40 | 48 |
⑴ 1
⑵ 3
⑶ 5
⑷ 7
⑸ 9
解説
鉛直方向の振動加速度レベルのデータが得られているので、感覚補正して振動レベルを求めます。
| オクターブバンド中心周波数(Hz) | 1 | 2 | 4 | 8 | 16 | 31.5 | 63 |
| 感覚補正 | -6 | -3 | 0 | -1 | -6 | -12 | -18 |
| 対策前のオクターブバンド
振動加速度レベル(dB) |
29 | 47 | 35 | 66 | 65 | 42 | 55 |
| 対策前振動レベル | 23 | 44 | 35 | 65 | 59 | 30 | 37 |
| 対策後のオクターブバンド
振動加速度レベル(dB) |
30 | 41 | 27 | 56 | 63 | 40 | 48 |
| 対策後振動レベル | 24 | 38 | 27 | 55 | 57 | 28 | 30 |
・対策前
231+3031.5=31
31+354=37
37+3763=40
40+442=46
46+5916=59
59+658=66
・対策後
241+274=29
29+2831.5=32
32+3063=34
34+382=40
40+558=55
55+5716=59
以上から、対策の前後で66-59=7(dB)の減少となりました。
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解答 4
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か。
⑴ 行政的な行為で振動レベルを...
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これは足し算が周波数で飛んでるのはなぜでしょうか?
ご質問ありがとうございます!
解説で周波数が飛んでいる理由は、主に以下の2つの理由(計算テクニック)によるものです。
1. 理由1:なぜ周波数がスキップ(無視)されるのか?
デシベル(dB)の足し算(エネルギー和)には、
「最も大きい数値に対して 10 dB 以上小さい数値は、足しても全体の結果にほぼ影響を与えないため、無視して計算から除外できる」
という物理的な性質があります。
例えば、最も大きいレベルが 65 dB の場合、そこから 10 dB 以上離れている 55 dB 以下の数値(44 dB や 37 dB など)は、足し算しても四捨五入で消えてしまいます。
そのため、解説では無駄な計算を省くために、最初から小さい数値の周波数をスキップして書かれていません。
2. 理由2:なぜ周波数の順番が前後(交差)するのか?
試験では電卓が使えないため、補正値(レベル差が0〜1dBならプラス3dB、5〜9dBならプラス1dBなど)を使った概算足し算を行います。
周波数の低い順(1Hz、2Hz、4Hz…)に順番通り足していくよりも、
「数値の小さいもの同士から順に足す」あるいは「同じ数値のペアを作ってプラス3dBする」ほうが計算ミスを防げます。
解説に書いてある「45_4」や「47_63」といった表記は、それぞれ「4Hzの45dB」「63Hzの47dB」という意味であり、どの周波数の数値を拾って並べ替えたかを示すラベルです。
数値の大きさ順に並べ替えて計算しているため、周波数が飛んだり入れ替わったりして見えます。
あ、やはりそうでしたか
ありがとうございます。