R6騒音・振動

R6 騒音・振動概論 問22

問題

正弦振動に関する記述として,誤っているものはどれか。

⑴ 振動数は,周期の逆数で表される。

⑵ 振幅は,振動波形の山の高さ(基準値又は平均値からの高さ)である。

⑶ 加速度振幅は,速度振幅に角振動数を乗じた値である。

⑷ 速度は,加速度とは逆位相である。

⑸ 実効値は,振幅の1/ √2倍である。

解説

(1) 振動数は,周期の逆数で表される

正しいです。振動数(f)は周期(T)の逆数として表されます(f=1/T)。

(2) 振幅は,振動波形の山の高さ(基準値又は平均値からの高さ)である

正しいです。振幅とは、基準値または平均値から波形の最大値までの高さを指します。

(3) 加速度振幅は,速度振幅に角振動数を乗じた値である

正しいです。速度振幅(v0)に角振動数(ω)を乗じると加速度振幅(a0)が得られます(a0=ωv0)。

(4) 速度は,加速度とは逆位相である

誤りです。速度と加速度の間の位相差は90°であり、逆位相(180°の位相差)ではありません。変位、速度、加速度は以下のように位相がずれます:

・速度は変位に対して90°進んでいます。

・加速度は変位に対して180°進んでいます(変位と逆位相)。

(5) 実効値は,振幅の1/√2倍である

正しいです。実効値は、正弦波の振幅を1/√2倍した値です。

「速度は加速度とは逆位相である」という記述が誤りの理由です。速度と加速度の位相差は90°であり、逆位相ではありません。

 


解答.

4


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ピエうさ
3児の子育てをしながら国家試験に挑む理系会社員。 これまでの受験したノウハウをこのブログで公開中!

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