2-7 鉄鉱石焼結炉
排ガス
- 排ガス温度は,着火後すぐに 50 ~ 70 ℃で安定し,焼成完了直前に 400 ~ 500 ℃まで上昇する。
- 排ガス中に含まれる NOx は,主にフューエル NOx である。
窒素が高温で燃焼される際に発生する窒素酸化物は、窒素の由来によって以下のように分かれています。
- フューエルNOx 燃料中の窒素分が酸化されて生成
- サーマルNOx 空気中の窒素が酸化されて生成
- NOx の濃度変化パターンは,CO2と比較的よい対応が認められる。
- CO2 の大部分は、コークス燃焼によるものである。
- コークスや鉄鉱石中の硫黄の酸化により,SOx が生成する。
- SOx の濃度変化パターンは,ダイオキシン類と類似している。
- 排ガス中のダイオキシン類濃度は,焼成後半にピークを示した後,徐々に低下する。
- 配合原料の塩素濃度とダイオキシン類生成量には,比較的強い相関関係が報告されている。
- 排ガスの一次集じんには,通常,乾式電気集じん機が用いられている。
- 集じん装置内のガス温度は100 ℃前後,酸素濃度は15 %程度である。
- 焼結鉱成品には,ダイオキシン類がほとんど残留しない。
- 焼成過程では、温度が1000℃近くまで上昇するため、原料中のダイオキシン類はほとんど分解されるが、温度が下がると、デノボ反応によりダイオキシン類が生成される。
- 排ガス中のダイオキシン類濃度は,PCDDs よりも PCDFs が高く、塩素数が5,6の同族体が多い。
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