R2騒音・振動

R2 騒音・振動特論 問28

問題

下表は,不規則かつ大幅に変動する振動について,一定の時間間隔で 100 個測定した振動レベルの値を整理したものである。これに関する記述として,誤っているものはどれか。

⑴ 90 パーセントレンジの上端値は 65 dB である。

⑵ 80 パーセントレンジの下端値は 53 dB である。

⑶ 中央値は 56 dB である。

⑷ 測定値が 64 dB 以下である時間の和は,全測定時間のほぼ 95 パーセントである。

⑸ 測定値が 54 dB 以上 62 dB 以下である時間の和は,全測定時間のほぼ 60パーセントである。

解説

(1)90パーセントレンジの上端値は、上位5パーセントの数字なので、累積が95番目の数字にあたります。

表では、累積94と96の間が該当し、65dBとなります。

(2)80パーセントレンジの下端値は、下位10パーセントの数字なので、累積が10番目の数字にあたります。

表では、累積6と11の間が該当し、50dBとなります。

なお、問題文の53dBは累積16と25の間になるので、下位20パーセントの数字にあたります。

80パーセントレンジとは、上位10パーセントと下位10パーセントを除いて残った80パーセントとなります。

下位20パーセントは、上位20パーセントも除いた、60パーセントレンジの下端値となる数字と言えます。

(3)中央値は、累積がちょうど真ん中にあたり、今回は100個のデータなので、累積は50の数字にあたります。

表では、累積44と56の間が該当し、56dBとなります。

(4)64dBまでの累積は、94になりますので、問題文のとおり、ほぼ95パーセントとなります。

(5)54dBの累積は31、62dBの累積は91になるので、その間の累積は60あります。

測定が100個なので、60パーセントを占めています。

解答 2

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ピエうさ
3児の子育てをしながら国家試験に挑む理系会社員。 これまでの受験したノウハウをこのブログで公開中!

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