R4ダイオキシン類

R4 ダイオキシン類概論 問11

問題

コプラナー PCBs に関する記述として,誤っているものはどれか。

⑴ 四塩素化物の分子量は 290 である。 

⑵ 融点は,四及び五塩素化物が 100 180 程度,六及び七塩素化物が 110 210 程度と推定されている。 

⑶ 蒸気圧は,四及び五塩素化物が 10-2 10-3 Pa 程度,七塩素化物が 10-4 10-5 Pa 程度である。 

⑷ ノンオルト体 4 種類とモノオルト体 8 種類の異性体に TEF が与えられている。 

⑸ 一番強い毒性を持つ異性体は,3,3’ ,4,4’ ,5‒PeCB である。

解説

蒸気圧は、気体になりやすいほど高くなります。

一般的に、分子量が小さい方が気体になりやすいので、蒸気圧も大きくなります。

ダイオキシン類も同様で、塩素数が多い同位体は分子量が増加しますので、蒸気圧は小さくなります。

ダイオキシン類の蒸気圧は、おおよそ以下のとおりです。

細かい数字は覚えなくても良いですが、PCBsが明らかに高いことはよく出題されます。

PCDDsPCDFs10-1010-6

PCBs10-610-4

塩素数が45個のPCBsの蒸気圧は、10-4程度です。


解答.

3


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ピエうさ
3児の子育てをしながら国家試験に挑む理系会社員。 これまでの受験したノウハウをこのブログで公開中!

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