問題
コプラナー PCBs に関する記述として,誤っているものはどれか。
⑴ 四塩素化物の分子量は 290 である。
⑵ 融点は,四及び五塩素化物が 100 ~ 180 ℃程度,六及び七塩素化物が 110 ~ 210 ℃程度と推定されている。
⑶ 蒸気圧は,四及び五塩素化物が 10-2 ~ 10-3 Pa 程度,七塩素化物が 10-4 ~ 10-5 Pa 程度である。
⑷ ノンオルト体 4 種類とモノオルト体 8 種類の異性体に TEF が与えられている。
⑸ 一番強い毒性を持つ異性体は,3,3’ ,4,4’ ,5‒PeCB である。
解説
蒸気圧は、気体になりやすいほど高くなります。
一般的に、分子量が小さい方が気体になりやすいので、蒸気圧も大きくなります。
ダイオキシン類も同様で、塩素数が多い同位体は分子量が増加しますので、蒸気圧は小さくなります。
ダイオキシン類の蒸気圧は、おおよそ以下のとおりです。
細かい数字は覚えなくても良いですが、PCBsが明らかに高いことはよく出題されます。
・PCDDs、PCDFs:10-10~10-6
・PCBs10-6~10-4
塩素数が4、5個のPCBsの蒸気圧は、10-4程度です。
解答.
3
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R4 ダイオキシン類概論 問12問題
ダイオキシン類の性質に関する記述として,正しいものはどれか。
⑴ PCBs には,塩素の数とその置換位置の違いにより,135 ...
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R4 ダイオキシン類概論 問10問題
毒性等価係数(TEF)の和が最大となる組合せはどれか。
⑴ 1,2,3,7,8‒PeCDD 1,2,3,4,7,8‒Hx...
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