問題
労働省(現厚生労働省)「騒音障害防止のためのガイドライン」に関する記述中,(ア)~(ウ)に挿入すべき数値と語句の組合せとして,正しいものはどれか。
事業者は,このガイドラインが掲げる作業場のうち屋内作業場について,等価騒音レベル測定(A測定及びB測定)を定期的に行う。A測定では,作業場を縦・横に等間隔で引いた交点を測定点とし,等価騒音レベルの平均値が (ア) dB以上であった場所を (イ) 管理区分とする。そこに区分された場所については,騒音作業に従事する労働者に (ウ) させる。
(ア) – (イ) – (ウ)
(1) 85 – 第I – 作業時間を記録
(2) 85 – 第III – 防音保護具を使用
(3) 90 – 第I – 作業時間を記録
(4) 90 – 第I – 防音保護具を使用
(5) 90 – 第III – 防音保護具を使用
解説
騒音障害防止のためのガイドラインでは、屋内と屋外の対策について記載されています。
測定については、A測定とB測定が規定され、共に等価騒音レベルで評価します。
・A測定:作業場を縦、横6m以下の等間隔で引いた交点を測定点とし、床上1.2mから1.5mの間で測定
・B測定:発生源の近接
測定結果の評価と対策は以下のとおりとなっています。
・屋内の場合
第Ⅰ管理区分:いずれも85dB未満
第Ⅱ管理区分:いずれかが85dB以上でいずれも90dB未満
→必要に応じ保護具を使用
第Ⅲ管理区分:いずれかが90dB以上
→保護具を使用
・屋外の場合
B測定のみを実施
85dB以上→必要に応じ保護具を使用
90dB以上→保護具を使用
問題文では「(ア)dB以上」と記載されていますので、上記の管理区分から第Ⅲ管理区分であることがわかります。
解答.
5
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