R5騒音・振動

R5 騒音・振動特論 問12

ぱっと読める目次
  1. 問題
  2. 難易度
  3. 解説

問題

特定工場等から発生する騒音を騒音規制法に従って測定及び評価する場合の記述として,正しいものはどれか。

⑴ 測定に用いる騒音計の検定の有効期間は 5 年である。

⑵ 測定に用いる時間重み付け特性(速い動特性)の時定数は 0.63 秒である。

⑶ 騒音の測定は,特定作業の敷地境界線上で行う。

⑷ 騒音の評価は,特定施設から発生する騒音のみを対象とする。

⑸ 騒音計の指示値が変動しない場合には,時間の区分ごとに,等価騒音レベルで評価を行う。

難易度

知識として知っておくべき事項、または一般常識だけで解ける内容であるため、必ず正解しておきたい問題

解説

この問題は、正しいものを選ぶ問題です。誤っているものを選ぶ問題が多いので、気をつけましょう。

測定に用いる騒音計の検定の有効期間は、5年です。

また、振動レベル計の検定の有効期間は、6年であることも覚えておきましょう。

騒音の測定に用いる時間重み付け特性(速い動特性)の時定数は 0.125 秒です。

また、騒音の測定に用いる時間重み付け特性(遅い動特性)の時定数は 1 秒です。

なお、振動の測定に用いる時間重み付け特性の時定数は 0.63 秒です。

特定建設作業の騒音の測定は、敷地境界線上で行います。

騒音規制法に特定作業は規定されていません。

騒音の評価は、工場・事業場から発生する全ての騒音を対象とします。

騒音計の指示値が変動しない場合には、指示値で評価を行います。

 


解答.

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ピエうさ
3児の子育てをしながら国家試験に挑む理系会社員。 これまでの受験したノウハウをこのブログで公開中!

POSTED COMMENT

  1. tak より:

    この問題で(1)、(3)、(4)の3つで迷った場合、(3)(4)が間違いであると判断するにはどうしたら宜しいでしょうか?

    精選問題集には(3)、(4)の記述が見つからなかった物で。

    • ピエうさ より:

      (3)「特定作業」は騒音規制法に規定されていませんので、精選問題集に記載されていることはありません。
      「特定”建設”作業」との錯誤を狙った設問と考えられます。
      騒音規制法の章に基準とレベルのまとめが掲載されているので、どの騒音を何で評価するかは覚えておきましょう。

      (4)設問では、「特定工場等から発生する騒音を騒音規制法に従って測定及び評価する場合」とあるので、「規制基準」を評価する場合の対象と考えられます。
      「規制基準」とは、「特定工場等において発生する騒音の特定工場等の敷地の境界線における大きさの許容限度」と騒音規制法に記載されています。
      もちろん、精選問題集の騒音規制法の章にも同様の記載があります。
      規制基準は、特定施設では無く、特定工場等からの騒音が対象となっています。
      用語は以下のような違いとなるので、混同しないように覚えましょう。
      ・特定施設・・・一定能力以上の機械プレスやコンプレッサー(法律で定められた煩い機械)
      ・特定工場等・・・特定施設が設置された法律の指定地域内にある工場・事業場

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