R6ダイオキシン類

R6 ダイオキシン類特論 問1

問題

固体燃料の燃焼に関する記述として,誤っているものはどれか。

⑴ 燃焼とは,燃料と酸素の急速な化学反応により,燃料中に化学エネルギーとして保持されていたエネルギーを熱や光などとして放出する現象である。

⑵ 分解燃焼は,燃料が加熱によって熱分解し,揮発しやすい成分が表面より離れた所で火炎を形成して燃焼する現象である。

⑶ いぶり燃焼は,熱分解で発生した分解生成物が着火せずにそのまま放出される現象である。

⑷ 蒸発燃焼は,融点の低い固体燃料で観測される。ろうそくの原料であるパラフィン系の燃料の燃焼は,その代表例である。

⑸ 表面燃焼は,燃料が熱分解しやすい成分をほとんど含まない場合に起きる。紙,木,プラスチックなど一般廃棄物の主要成分の多くがこの燃焼形態である。

解説

表面燃焼: 主に木炭やコークスのように、熱分解しやすい成分が少ない燃料に起こる燃焼です。燃焼は燃料の表面で進行し、主に赤熱した状態で燃え続けます。

分解燃焼: 紙、木、プラスチックなどの燃料が加熱により熱分解を起こし、発生する可燃性ガスが燃焼する現象です。

(5) 表面燃焼について、「紙、木、プラスチックなど一般廃棄物の主要成分の多くがこの燃焼形態である」とありますが、これは誤りです。表面燃焼は「燃料が熱分解しやすい成分をほとんど含まない場合」に見られる燃焼であり、一般廃棄物(紙、木、プラスチックなど)は主に「分解燃焼」に該当します。この点が正しい内容と矛盾しています。

 


解答.

5


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ピエうさ
3児の子育てをしながら国家試験に挑む理系会社員。 これまでの受験したノウハウをこのブログで公開中!

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