R6ダイオキシン類

R6 ダイオキシン類特論 問25

問題

ダイオキシン類の測定分析の精度管理関連の記述として,誤っているものはどれか。

⑴ サンプリングスパイク用内標準物質の回収率が70130%の範囲内にあることを確認する。

⑵ クリーンアップスパイク用内標準物質の回収率が50120%の範囲内にあることを確認する。

⑶ 得られた装置の検出下限が,四塩素化物及び五塩素化物で0.1pg,六塩素化物及び七塩素化物で0.2pg,八塩素化物で0.5pgDL-PCBs0.2pg,これらの値以下であることを確認する。

⑷ 得られた試料ガスにおける検出下限は,評価しなければならない濃度の1/20以下でなければならない。

⑸ 測定方法の検出下限及び定量下限は,前処理操作及び/又は測定条件によって変動するため,ある一定の周期で確認し,常に十分な値が得られるように管理する。

解説

⑴ サンプリングスパイク用内標準物質の回収率が70130%の範囲内にあることを確認する。

正しい:
サンプリングスパイク用内標準物質の回収率は、試料採取時の操作精度を評価する指標です。この回収率が70130%の範囲内にあることが精度管理基準として設定されています。

⑵ クリーンアップスパイク用内標準物質の回収率が50120%の範囲内にあることを確認する。

正しい:
クリーンアップスパイク用内標準物質は、抽出から精製(クリーンアップ)工程全体の回収率を確認するための指標です。この回収率が50120%の範囲内であることが求められます。

⑶ 得られた装置の検出下限が,四塩素化物及び五塩素化物で0.1pg,六塩素化物及び七塩素化物で0.2pg,八塩素化物で0.5pgDL-PCBs0.2pg,これらの値以下であることを確認する。

正しい:
装置の検出下限については、設定されたこれらの値以下であることが求められます。これにより、微量のダイオキシン類も正確に検出できることが保証されます。

⑷ 得られた試料ガスにおける検出下限は,評価しなければならない濃度の1/20以下でなければならない。

誤り:
試料ガスにおける検出下限は、評価しなければならない濃度の1/30以下でなければなりません。1/20では基準に満たないため、誤りです。

⑸ 測定方法の検出下限及び定量下限は,前処理操作及び/又は測定条件によって変動するため,ある一定の周期で確認し,常に十分な値が得られるように管理する。

正しい:
検出下限や定量下限は、装置や操作条件によって影響を受けるため、定期的な確認と管理が必要です。

 


解答.

4


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R6 ダイオキシン類特論 問24問題 サンプリングスパイクの回収率(%)は,およそいくらか。ただし,計算条件は以下のとおりとする。 サンプリングスパイク用内標準物質...

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ピエうさ
3児の子育てをしながら国家試験に挑む理系会社員。 これまでの受験したノウハウをこのブログで公開中!

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