R6騒音・振動

R6 騒音・振動概論 問12

問題

「騒音障害防止のためのガイドラインの改訂について」(厚生労働省労働基準局長,令和5420日付け,基発04202号)の中の「騒音障害防止のためのガイドライン」 (解説含む)に関する記述中,()()の中に挿入すべき数値の組合せとして,正しいものはどれか。

事業者は,騒音作業に常時従事する労働者に対し, () 月以内ごとに1回,定期に,医師による健康診断を行う。健康診断結果に基づく事後措置を講じるに当たっては,騒音作業に従事する労働者の聴力レベルに応じて区分する。高音域の聴力レベルは,() kHz及び () kHzについての聴力レベルのうち, 聴力低下がより進行している周波数の値を採用する。また,会話音域の聴力レベルは, () 分法平均聴力レベルによる。

() – () – () – ()

6 – 2 – 4 – 3

6 – 4 – 6 – 3

6 – 4 – 6 – 4

12 – 2 – 4 – 3

12 – 4 – 6 – 4

解説

「騒音障害防止のためのガイドライン」 からの出題は、作業環境測定(A測定、B測定)に関するものが多く、労働者の聴力に関する評価をここまで細かく問われることは珍しいと思います。

騒音作業に常時従事する労働者に対し、6 か月以内ごとに 1 回、医師による健康診断を行うことが規定されています。

また、会話音域の3 分法平均聴力レベルは、以下の式で求めます。

3 分法平均聴力レベル =(A + + C)× 1/3

  • A:500 Hz の聴力レベル
  • B:1000 Hz の聴力レベル
  • C:2000 Hz の聴力レベル

以上は過去問でも問われたことがあるので、覚えておきましょう。

個人的には、このあたりの知識で選択肢を絞ることができれば十分かと思います。

() 定期健康診断の間隔

騒音作業に常時従事する労働者に対する健康診断は、6か月以内ごとに1回実施する必要があります。

() 高音域の聴力レベルの周波数1

高音域の聴力レベル評価には、4 kHz の周波数を採用します。

() 高音域の聴力レベルの周波数2

高音域のもう1つの周波数は 6 kHz です。4 kHz6 kHzのうち、聴力低下がより進行している周波数の値を使用します。

() 会話音域の評価方法

会話音域は、3分法平均聴力レベルを用いて評価します。

 


解答.

2


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ピエうさ
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