R6 騒音・振動特論問15

問題

24時間稼働している工場の敷地境界線上において等価騒音レベルを各時間帯で連続的に測定し，下表の結果を得た。この24時間の等価騒音レベルは約何dBか。

⑴ 51

⑵ 54

⑶ 57

⑷ 60

⑸ 63

等価騒音レベルは、以下の式で求められます。

(等価騒音レベルL_Aeq)=(デシベルの和)-10 log n

この問題の場合、個数を時間と考えます。

測定時間帯ごとに測定時間が異なるため、まずは各時間帯のデシベル和を求めます。

0～4時のデシベル和をL₀、等価騒音レベルをL_Aeq0とし、上記の式に代入します。

L₀=L_Aeq0+10log4=44+10log4=44+6=50

同様に、各時間帯のデシベル和を求めます。

L₄=L_Aeq4+10log3=53+5=58

L₇=L_Aeq7+10log10=60+10=70

L₁₇=L_Aeq17+10log7=53+8.5=61.5

以上から、24時間のデシベル和L_24hは、各時間帯のデシベル和を合計したものになります。

L_24h=L₀+L₄+L₇+L₁₇=50+58+70+61.5=71

したがって、24時間の等価騒音レベルL_Aeq24hは、以下のとおりとなります。

L_Aeq24h=L_24h-10log24=71-10log(2³×3)=71-10(0.9+0.5)=57(dB)

解答．

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