問題
均質で一様な地盤上に機械が設置されており,その機械から15m離れた点での地表面での鉛直振動の振動レベルが75dB,同じく60m離れた点での振動レベルが60dBであるとき,この地盤の内部減衰は約何dB/mか。ただし,波動は表面波とする。
⑴ 0.1
⑵ 0.2
⑶ 0.3
⑷ 0.4
⑸ 0.5
解説
振動の距離減衰は、振動加速度レベルをLとすると、以下の式で求められます。
L=L0-20nlogr/r0-8.7λ(r – r0)
- L0:基準点での振動加速度レベル
- r0:発生源から基準点までの距離
- r:発生源から測定点までの距離
- λ:地盤の内部減衰係数
- n:幾何減衰係数(表面波:0.5、表面波と実体波が混在:0.75、実体波:1.0、表面を伝搬する実体波:2.0)
この距離減衰の式は、幾何減衰と内部減衰の項を合わせたものになります。
- 幾何減衰:20nlogr/r0(dB)
- 内部減衰:8.7λ(r – r0)(dB)
距離減衰の式に問題文の数値を代入し、内部減衰の項のレベルを求めます。
60=75-20×0.5×log60/15-8.7λ(60-15)
8.7λ(60-15)=75-60-10log4
8.7λ×45=15-6=9(dB)
ここで、求める内部減衰は、単位がdB/mとなっています。
上記で求めた内部減衰は9dBなので、距離で割る必要があります。
内部減衰8.7λ(r – r0)のうち、距離に該当するのは、(r – r0)になります。
この部分は45なので、求める距離減衰は、9/45=0.2(dB/m)となります。
解答.
2
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⑴ 形状の選択が比較的自由である。
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