R7 ダイオキシン類概論 問15
問題
令和 4 年度ダイオキシン類に係る環境調査結果(環境省)に関する記述として、誤っているものはどれか。
- (1) 大気については、評価対象となる全ての調査地点で環境基準を達成した。
- (2) 公共用水域の水質については、水質環境基準を超過した地点があった。
- (3) 公共用水域の底質については、底質環境基準を超過した地点があった。
- (4) 地下水質については、概況調査における全ての測定地点で環境基準を達成した。
- (5) 土壌については、環境基準を超過した測定地点があった。
解説
令和4年度(2022年度)に環境省が公表した「ダイオキシン類に係る環境調査結果」に基づくと、選択肢(5)の記述が誤りです。
(1) 正しい(大気):
大気の環境基準(年間平均値 0.6 pg-TEQ/m³以下)については、評価対象となった全国570地点の全ての地点で環境基準を達成しました。
(2) 正しい(公共用水域:水質):
水質調査(1,348地点)では、28地点(河川27地点、湖沼1地点)において環境基準(年間平均値 1 pg-TEQ/L以下)を超過しました。
(3) 正しい(公共用水域:底質):
底質調査(1,120地点)では、3地点(河川3地点)において環境基準(150 pg-TEQ/g以下)を超過しました。
(4) 正しい(地下水質):
地下水質の概況調査(459地点)では、全ての地点で環境基準を達成しました。なお、汚染井戸周辺地区調査などの特定の調査では超過地点がありますが、設問の「概況調査」という限定においては正しい記述です。
(5) 誤り(土壌):
土壌調査(一般環境および発生源周辺の計697地点)では、全ての地点で環境基準(1,000 pg-TEQ/g以下)を達成しており、超過地点はありませんでした。したがって、「超過した測定地点があった」とする記述は誤りです。
令和5年度の調査結果での変化
令和5年度(2023年度)の調査結果と比較しても、正解や解説の論理に変化はありません。
|
環境媒体 |
令和4年度の結果 |
令和5年度の結果 |
判定の変化 |
|
大気 |
全地点達成 |
全地点達成 |
なし |
|
公共用水域(水質) |
28地点超過 |
25地点超過 |
なし |
|
公共用水域(底質) |
3地点超過 |
2地点超過 |
なし |
|
地下水質(概況調査) |
全地点達成 |
全地点達成 |
なし |
|
土壌 |
全地点達成 |
全地点達成 |
なし |
結論
令和5年度の調査結果においても、土壌は全ての地点で環境基準を達成しています。そのため、令和5年度の結果に基づいた問題であっても、(5)が「誤っているもの(正解)」であることに変わりはありません。数値(超過地点数)には微増減がありますが、各媒体が環境基準を達成したか否かの全体的な傾向は維持されています。
解答.
5
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