R7 ダイオキシン類特論 問13
問題
パルプ漂白技術に関する記述中,下線を付した箇所のうち,誤っているものはどれか。
ECF(Elemental Chlorine Free)漂白は,ダイオキシン類発生の主たる要因となる分子状塩素(1) を使用せず,二酸化塩素(2) と酸素系漂白剤を組み合わせた漂白である。二酸化塩素(2) は還元反応(3) を主体とする漂白薬品であり,酸素系漂白剤としては,酸素,過酸化水素(4) ,オゾン(5) などが用いられている。
解説
パルプの製造工程におけるECF漂白技術に関する問題です。下線部(3)の記述が誤りです。
(3) 誤り:反応の主体について
二酸化塩素(ClO2)は酸化反応を主体とする漂白薬品です。パルプ漂白の目的は、パルプ中に残存している有機不純物(主としてリグニン)を酸化分解して除去することにあるため、「還元反応を主体とする」という記述は誤りです。
他の下線部については、以下のとおり正しい記述です。
(1) 分子状塩素 ・ (2) 二酸化塩素
ECF(Elemental Chlorine Free)漂白とは、その名の通り「元素状塩素(分子状塩素:Cl2)」を漂白剤として用いない方法です。かつては分子状塩素が使用されていましたが、これがダイオキシン類発生の主たる要因となるため、代替として二酸化塩素と酸素系漂白剤を組み合わせる技術が普及しました。
(4) 過酸化水素 ・ (5) オゾン
ECF漂白において、二酸化塩素とともに併用される酸素系漂白剤としては、酸素(O2)のほかに過酸化水素(H2O2)やオゾン(O3)などが一般的に用いられています。
正解.
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