R7 ダイオキシン類特論 問18
問題
工場排水中のダイオキシン類試料採取に関する記述中,下線を付した箇所のうち,誤っているものはどれか。
採水操作は,採取地点で,特に指定がない限り ガラス製(1) の試料容器に採水器を用いて,各試料容器にできるだけ均一になるように採水する。
採水操作において,試料水による容器の 洗浄を行う(2) 。採取した試料は,試料容器に空間が 残るように(3) 入れ, 密栓(4) する。 ゴム製(5) ,コルク製の栓は使用しない。
解説
工場排水中のダイオキシン類試料採取における、容器の取り扱いや保存方法に関する問題です。下線部(2)が誤りである理由は以下の通りです。
(2) 誤り:試料水による洗浄
水試料の採取において「試料水による容器の洗浄は行わない」と明確に規定されています。一般的な水質調査では共洗い(採取する水で容器を洗うこと)を行うことがありますが、ダイオキシン類分析では、容器壁面への微量な対象物質の吸着や、不適切な洗浄による濃度の変動を防ぐため、あらかじめ洗浄・準備された容器をそのまま使用し、現場での試料水洗浄は禁止されています。
他の下線部については、以下のとおり正しい記述です。
(1) 正しい:ガラス製容器
試料容器は、特に指定がない限り、ダイオキシン類が吸着しにくいガラス製(またはステンレス製)のものを使用します。
(3) 正しい:空間が残るように
採取した試料は、凍結による破損防止や、分析時の抽出操作(溶媒添加後の振り混ぜなど)を考慮して、試料容器に空間(ヘッドスペース)が残るように入れます。
(4) 正しい:密栓
外部からの汚染を防ぎ、揮発や漏洩を防止するために、確実に密栓する必要があります。
(5) 正しい:ゴム製栓の禁止
試料容器の栓には、ゴム製やコルク製のものは使用しません。これらの材質はダイオキシン類を吸着したり、逆に不純物を試料中に溶出させたりする可能性があるため、通常はテフロンライナー付きのキャップなどが用いられます。
正解.
2
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