R3ダイオキシン類

R3 ダイオキシン類特論 問10

問題

塩化揮発法による亜鉛回収プロセスに関する記述中,下線を付した箇所のうち,誤っているものはどれか。

(1)ロータリーキルンを用いて電気炉ダストの不純物を揮発除去して焼成鉱を得る。これを(2)粉コークスと混合し,(3)ドワイトロイド形焼結炉で焼結する。得られた焼結鉱を(4)塩化カルシウムとともに蒸留炉(5)(立形抵抗電気炉)に装入して亜鉛を還元揮発後,酸化して酸化亜鉛とする。

解説

塩化揮発法とは、酸化金属に塩化カルシウムを混ぜ、ロータリーキルンで加熱処理することで、非鉄金属を揮発除去する方法です。

得られた焼成鉱に粉コークスを混ぜることで還元し、酸化して酸化亜鉛とします。

したがって、問題文にある「塩化カルシウム」は、最初の「ロータリーキルンを用いて電気炉ダストの不純物を揮発除去して焼成鉱を得る。」で使用されます。

正しくは、粉コークスとなります。

亜鉛回収プロセスは、同じような名前の手法や炉が登場し、使用順序も覚えないといけません。

間際らしいので覚えるのには苦労しますが、よく出題されるので出来れば覚えておきたいですね。

 


解答.

4


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ピエうさ
3児の子育てをしながら国家試験に挑む理系会社員。 これまでの受験したノウハウをこのブログで公開中!

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