問題
騒音計を規定する JIS C 1509‒1 及び JIS C 1516 に共通する記述として,誤っているものはどれか。
⑴ マイクロホンの指向特性として,全指向性と単一指向性がある。
⑵ 性能として,クラス 1 とクラス 2 がある。
⑶ 測定量として,時間重み付きサウンドレベルと時間平均サウンドレベルがある。
⑷ 周波数重み付け特性として,AとCがある。
⑸ 時間重み付け特性として,FとSがある。
解説
(1)マイクロホンは、音圧を電気信号に変換する部分です。
指向性とは、音を拾う方向です。
騒音計では全指向性と規定され、360度どの方向も均等に音を拾います。
(2)騒音計は、クラス1の精密騒音計とクラス2の普通騒音計が規定されています。
使用する周波数の範囲などが異なるなど、性能の差があります。
(3)時間重み付きサウンドレベルは、音圧レベル、騒音レベルを指します。
時間平均サウンドレベルは、等価騒音レベルを指します。
(4)A特性は、騒音レベルの測定で使用します。
C特性は、測定で使用することはほとんどありませんが、規定はされています。
内部校正で使用することはあります。
(5)FはFast(速い動特性)、SはSlow(遅い動特性)の頭文字です。
F特性は、人の耳と同じような反応速度で音を処理します。
S特性は、新幹線騒音の測定などに使用されます。
解答 1
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