H29騒音・振動

H29 騒音・振動特論 問15

問題

単発騒音暴露レベルが 80 dB の間欠騒音が 1 分間に 4 回発生している。この状態が 1 時間継続した場合に,この時間内における等価騒音レベルは約何 dB か。

⑴ 68 ⑵ 71 ⑶ 74 ⑷ 77 ⑸ 80

解説

等価騒音レベルLAeqTは、以下の式で求められます。

LAeqT=LAeqt+10log(t/T)

LAeqt:個々の等価騒音レベル

T:平均化時間

t:個々の平均化時間

 

問題文の「単発騒音暴露レベル」は、ある騒音が1回発生した時のエネルギーを1秒に換算した時の騒音レベルです。

等価騒音レベルは、騒音が発生している時や発生していない時を全て合わせて合計して時間平均したものですが、単発騒音暴露レベルは、その内の騒音1回分の等価騒音レベルと言えます。

 

等価騒音レベルを求める式では、以下のとおり対応します。

単発騒音暴露レベル:個々の等価騒音レベル

問題文から、80dBになります。

騒音が発生している時間の合計:個々の平均化時間

単発騒音暴露レベルは、1秒換算したものです。

これが、1分間に4回発生し、その状態が1時間続いています。

つまり、1秒×4回/分×60分です。

全体の時間:平均化時間

問題文から1時間(60分×60秒/分)です。

以上を等価騒音レベルを求める式に代入します。

 

LAeqT=80+10log(4×60/60×60)=80+10log15-1=80-10(log3+log5)

対数表から、log3=0.477、log5=0.699

80-10(0.477+0.699)=80-11.76=68dB

解答 1

 

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ピエうさ
3児の子育てをしながら国家試験に挑む理系会社員。 これまでの受験したノウハウをこのブログで公開中!

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