R6騒音・振動

R6 騒音・振動概論 問20

問題

振動に対する人体の受容及び応答に関する記述として,誤っているものはどれか。

⑴ 振動の変位の時間的変化が外的刺激として人体に作用する。

⑵ 人体が振動を受けることによって振動受容器から活動電位が発生する。

⑶ 振動を感知する受容器は,局所的に分布している。

⑷ 振動刺激に反応する知覚神経終末器官であるマイスネル小体は,表皮に位置する。

⑸ 椅座位の上下方向振動では,眼の共振周波数は胸に比べて高い。

解説

(1) 振動の変位の時間的変化が外的刺激として人体に作用する

振動の変位や加速度が刺激となり、人体の知覚や生理反応に影響を与えるのは正しい記述です。

(2) 人体が振動を受けることによって振動受容器から活動電位が発生する

振動刺激によって感覚受容器が反応し、活動電位が発生するのも正しいです。

(3) 振動を感知する受容器は,局所的に分布している

誤りです。振動に反応する受容器は全身に広く分布しています。例えば、パチニ小体などが全身に分布しており、振動を感知します。

(4) 振動刺激に反応する知覚神経終末器官であるマイスネル小体は,表皮に位置する

マイスネル小体は振動刺激に反応し、表皮付近(真皮乳頭層)に位置するので正しいです。

(5) 椅座位の上下方向振動では,眼の共振周波数は胸に比べて高い

椅座位での上下方向の振動による共振周波数の違いについての記述も正しいです。

「振動感知受容器が局所的に分布している」という点が誤りの理由です。受容器は全身に存在し、局所的ではありません。

 


解答.

3


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ピエうさ
3児の子育てをしながら国家試験に挑む理系会社員。 これまでの受験したノウハウをこのブログで公開中!

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