R6騒音・振動

R6 騒音・振動特論 問1

問題

工場の騒音対策のための騒音診断に関する記述として,誤っているものはどれか。

⑴ 騒音状況の確認では,どこで,どのような音が,どの程度問題になっているのかを明らかにする。

⑵ 騒音放射源の確認において,最も大きな騒音が放射されている部分,箇所を明らかにする。

⑶ 騒音問題に関連する機械装置の概略及び機械系の概略機能,問題となっている地点付近と機械装置の位置関係などを把握する。

⑷ 騒音源の調査では,問題となっている地点における代表点に騒音計,分析器,レベルレコーダなどをセットして,できる限り個々の音源の状態を変えて測定し,各音源の影響の程度を量的に把握する。

⑸ 騒音診断のための測定方法は日本産業規格によって定められており,その方法に従って測定することが騒音対策のために不可欠である。

解説

(1) 騒音状況の確認では,どこで,どのような音が,どの程度問題になっているのかを明らかにする

正しいです。騒音診断の第一歩は、問題の発生箇所や音の特性、音圧レベルを把握することです。

(2) 騒音放射源の確認において,最も大きな騒音が放射されている部分,箇所を明らかにする

正しいです。騒音源の特定とその寄与率を把握することは、効果的な対策を講じるために重要です。

(3) 騒音問題に関連する機械装置の概略及び機械系の概略機能,問題となっている地点付近と機械装置の位置関係などを把握する

正しいです。機械装置の位置関係や構造を把握することで、騒音の伝播経路や原因を特定できます。

(4) 騒音源の調査では,問題となっている地点における代表点に騒音計,分析器,レベルレコーダなどをセットして,できる限り個々の音源の状態を変えて測定し,各音源の影響の程度を量的に把握する

正しいです。音源の影響を量的に把握するために、騒音計などを用いて詳細な測定を行います。

(5) 騒音診断のための測定方法は日本産業規格によって定められており,その方法に従って測定することが騒音対策のために不可欠である

誤りです。日本産業規格(JIS)には騒音測定に関するガイドラインが示されていますが、必ずしも全ての状況でJISに従う必要はありません。現場の状況に応じた柔軟な測定方法が必要な場合もあります。

JISは騒音測定に関する指針を提供していますが、現場ごとの状況に応じて診断や対策を行う柔軟性が重要です。

 


解答.

5


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ピエうさ
3児の子育てをしながら国家試験に挑む理系会社員。 これまでの受験したノウハウをこのブログで公開中!

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