R6騒音・振動

R6 騒音・振動特論 問28

問題

振動規制法による振動レベルの決定に関する記述として,誤っているものはどれか。

⑴ 送風機などのように,振動レベルの変動が小さい場合,振動レベルは振動レベル計の指示値とする。

⑵ プレス機などのように,周期的にレベルが変動をする場合の振動レベルは,その変動ごとの振動レベル計の指示値の最大値の平均値とする。

⑶ 剪断機などのように,間欠的にレベルが変動する場合,振動レベルはその変動ごとの振動レベル計の指示値の最大値の平均値とする。

⑷ 同時に稼働する複数のブレーカーのように,振動レベル計の指示値が不規則かつ大幅に変動する場合,振動レベルは時間平均振動レベルとする。

⑸ 道路交通振動のような振動レベル計の指示値が不規則かつ大幅に変動する場合,振動レベルは原則として80パーセントレンジの上端の数値とする。

解説

(1)送風機などのように,振動レベルの変動が小さい場合,振動レベルは振動レベル計の指示値とする

正しいです。
変動が小さい場合、振動レベル計の指示値をそのまま振動レベルとします。

(2)プレス機などのように,周期的にレベルが変動をする場合の振動レベルは,その変動ごとの振動レベル計の指示値の最大値の平均値とする

正しいです。
周期的に変動する場合、各周期の最大値の平均を振動レベルとします。

(3)剪断機などのように,間欠的にレベルが変動する場合,振動レベルはその変動ごとの振動レベル計の指示値の最大値の平均値とする

正しいです。
間欠的に変動する場合も、各変動の最大値の平均を振動レベルとします。

(4)同時に稼働する複数のブレーカーのように,振動レベル計の指示値が不規則かつ大幅に変動する場合,振動レベルは時間平均振動レベルとする

誤りです。
振動レベル計の指示値が不規則かつ大幅に変動する場合は、「80パーセントレンジの上端の数値」を振動レベルとして採用します。時間平均振動レベルではありません。

(5)道路交通振動のような振動レベル計の指示値が不規則かつ大幅に変動する場合,振動レベルは原則として80パーセントレンジの上端の数値とする

正しいです。
道路交通振動などでは、規制法に基づき80パーセントレンジの上端を振動レベルとして採用します。

不規則かつ大幅に変動する場合、振動レベルは「80パーセントレンジの上端」を用いるのが振動規制法の規定です。選択肢 4 の「時間平均振動レベルを用いる」という記述は誤りです。

 


解答.

4


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ピエうさ
3児の子育てをしながら国家試験に挑む理系会社員。 これまでの受験したノウハウをこのブログで公開中!

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