R7 ダイオキシン類特論 問11
問題
排水処理に関する記述として,誤っているものはどれか。
- ⑴ 排水中のダイオキシン類の大部分は,懸濁態で存在する。
- ⑵ 沈降分離では,水に懸濁している 10 μm 程度の粒子を分離することができる。
- ⑶ 清澄ろ過では,凝集性のないコロイド粒子はほとんど除去できない。
- ⑷ 膜ろ過には,精密ろ過,限外ろ過,急速ろ過などがある。
- ⑸ 活性汚泥法では,排水中に含まれる有機物を酸化分解することができる。
解説
排水処理技術とダイオキシン類の挙動に関する問題です。選択肢⑷が誤りである理由は以下の通りです。
⑷ 誤り:
膜ろ過法として一般的に挙げられるのは、穴の大きさ(分離粒子径)が細かい順に、逆浸透法(RO膜)、限外ろ過(UF膜)、精密ろ過(MF膜)です。設問に含まれている「急速ろ過」は、主に砂などのろ材を用いる「砂ろ過」の一種であり、膜ろ過の分類には含まれません。
他の選択肢については、以下のとおり正しい記述です。
⑴ 正しい:
ダイオキシン類は非常に強い疎水性(脂溶性)を持っており、水中では溶けた状態(溶存態)よりも、浮遊物質に付着した「懸濁態」として存在する割合が圧倒的に高いのが特徴です。
⑵ 正しい:
水に懸濁している粒子のうち、大きさが 10 μm 程度までは、沈降分離、浮上分離、清澄ろ過法といった物理的な手法で分離することが可能です。ただし、1 μm 以下の微細な粒子(コロイド等)になると、凝集法などを用いないと機械的な分離が困難になります。
⑶ 正しい:
清澄ろ過はろ材の隙間に粒子を捕捉する方法ですが、捕捉される粒子の大きさはろ材の空隙に比べてはるかに小さいのが一般的です。そのため、凝集性のないコロイド粒子はろ材を通り抜けてしまい、ほとんど除去できません。
⑸ 正しい:
活性汚泥法は、好気性微生物の塊(フロック)と排水を接触させることで、排水中の有機物を吸着・酸化分解する生物処理技術です。ダイオキシン類はこの活性汚泥に吸着しやすいため、汚泥の固液分離を通じて除去することが可能です。
正解.
4
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